熊野古道、松本峠。
苔むした石畳の道が始まった。
時の流れを感じさせてとても良い。
出だしは快調だ。
これくらいの坂はなんでもない。
なんせ、5本指の靴という秘密兵器があるのだ。
これがあると足が痛くならない。
いくら歩いても、しんどくならない。そんなはずはない。
しんどい時はしんどいけど、歩き易くはある。山道で石段や石がゴロゴロしたとこは
底が固くて厚い靴の方が歩きやすそうやけど、そうでもない。
裸足みたいな感覚で、地べたや石の表をしっかり、柔軟に踏むことができるんで
足元はしっかりしてる。
それと、裸足感覚やからとても滑り難い。
少々濡れたり湿った道でも殆ど滑らずにスイスイ歩ける。
ヒタヒタと歩いてる感覚がとても気持ちが良い。
わしは、長年、歩き方あるいは姿勢、あるいは性格が悪かったせいか、ほとんどの
靴が足に合わない、ではなくて、ほとんどの靴に足が合わない。
買ってしばらくはとても悲惨だ。足が痛くてしょうがない。
半年、一年かかってやっと馴染んでくる。
靴が妥協するのか足がよりねじれたんかはようわからん。
それでもしばらく歩いてたら又足が痛くなる。指のいくつかの根本のあたりが
痛くてしょうがなくなるのだ。
こういう状態がずっと続いてたんで、山に登る楽しみがこれで半減してた。
しかし、この靴にしてからは楽しくてしょうがない。
痛くならへんのだ。
踵で蹴って前に進むというよりは前足に乗って前に進むという感じだ。
これが正しいかどうかはわからんけど自分流だ。
根本的には正しく体幹を鍛えて正しい姿勢を身につけんとあかんのやろけど
なかなかそういう機会がない。
樹林帯の中を右に曲がり左に曲がり、快適に登る。
熊野古道はいいところだ。
木漏れ日がやや明るくなったと思ったらお地蔵さんがいてはった。
ほぼ着いたかな?
峠の上は昔なら、お茶屋があって、賑わったことやろう。
泊まるとこさえあったかもしれん。
さて、一段落。一休み。
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ありがとうございました。















