時々京都遊、紅葉の瑠璃光院へ-3

さて友人達と瑠璃光院に来たのは、共通の用事があってそれまでの時間で紅葉
見物をしようという意味であった。瑠璃光院見物を終わって見るとまだかなり
時間がある。ついでにどっかに行こうよと言う雰囲気になってあんまり深く考
えないで、その先にあるケーブルカーに乗ったら比叡山にいけるし、きっと紅
葉きれいやでと簡単だ。時間を調べると行ってちょっと見て帰ってくるくらい
やと全然問題ない。料金はケーブルカーとその先のロープウエーを併せて往復
1640円だ。まずはケーブルカーに乗る。

紅葉のシーズン真っ盛りの日曜やからさぞかし混んでるんやろ順番待ちが長か
ったらかなわんなあと思ってたら、恐れるほどではない。1回で全員乗れてし
まう程だ。

ドアが開いたときにあさましくも先に座ることに気持ちが集中してて、どの場
所の景色がええかは考えんと上向きに座ってしまった。電車で進行方向に向く
と言う自然な習慣があんのやねえ。多分下向きに座った方が景色の全体感が見
えてよかったはずだ。
しかし、紅葉と言う点を考えると上向きの方がよかった。
車内では最近では珍しく中国の人が多かった。中国語が懐かしい。一時は中国
人の観光客が殆どいなかったほどではあったが、又少しは復活しつつあるんや
ろか?

終点まで着いたらロープウエーに乗り換えて更に登る。
しかしあまり紅葉が見事というわけではない。
上から琵琶湖を俯瞰する景色はなかなか見事ではある。

しかし紅葉はあまりない。ちらほらと雨が降ったりして天気もも一つだ。
延暦寺の方に向かうと多分見事な紅葉を見れたんやろけどそこまでの時間はな
かった。
しゃあないからちゃっちゃと下ろう。
ロープウエーに乗って、ケーブルカー。
実は又、下りも同じ上向きに乗った。こんどは一番上のガラスの前の席が空い
ていたんでそれにつられたのだ。
じっくり紅葉の回廊が見れる。

なかなかのものだ。

ケーブルカーと言うのは一本のロープに昇り下りの2台の車両がつるしてあって
一方が上がれば一方が下がるという単純明快なしかけだ。女性の乗務員が説明
しながら乗せてくれたから間違いない。
だから線路は二本分要らなくて、すれ違いのとこだけ二本分あればいいのだ。
一番後ろにいると自分の車両を引っ張っているロープが見える。反対側の車両
が昇っていったらその車両からはロープがたれていないのは当たり前だが、見
てると少々不思議な気もする。

そして、じっと外ばっかり見てると、ロープを滑らせるために線路の間にずっ
とならんでいる鉄の滑車があるけど、それがロープにこすれてからから廻りな
がら乾いて澄んだ音がする。「カラカラカラーーーン」と音は大きくないが山
にこだまするような感じで穏やかないい音だ。
「あの音を何と聴く?」
禅問答のような音かもしれない。
変なことを考えてると下に着いてしまった。

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ありがとうございました。