三重遊、丸山千枚田、赤木城と熊野古道の旅−07,花の窟神社を見に行く。

花の窟神社を見に行く。

花の窟ってなんやろ?
えらい雅な名前ではないか。
説明にはこんなふうに書かれている。
「花の窟は、神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産み、
灼かれて亡くなった後に葬られた御陵です。」
ご飯を食べるとこもあるし、トイレも完備した大きな駐車場にタクシーを止めて、神社に向かう。

奥に神社があるとは思いにくいけど参道がある。

説明板には、先程の由来が書かれている。

とても見づらくなってしまってる。
参道を先に進む。

奥に社殿が見えてきた。

門をくぐるといきなり巨大な巖が目の前に現れた。

どうもこれが花の窟神社の御神体らしい。

この岸壁そのものをお祀りしているのだ。

ここにお詣りしてお花を供えるのがお決まりということらしくて、ガイドさんはちゃんと
わしらのためのお花を準備してくれていた。

靴を脱いで、最前列までいって2礼2拍手、丁寧にお詣りをする。

見上げたら御神木の上の方から綱が何本も垂れ下がってる。

これはお綱かけ神事ということで、御神体の巖の上にあるご神木から縄をかけおろして
それに扇やら花やらをくくりつけてお供えする神事があるらしいのだ。

昔催された神事の様子が版画となって残されているらしい。

お社や拝殿が無くても神域はとても厳粛な雰囲気が漂ってる。
熊野古道なんかと同じで、紀州の山中には自然崇拝のスピリチュアルな空気が
沢山あるのだ。
とても良い。

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ありがとうございました。