コロナ日和の日々、妄想の旅に出る。麗江、シャングリラの旅−08、麗江、玉泉公園に行く。

麗江、玉泉公園に行く。

刀削麺を食って元気が出た。麗江の古鎮は麗江古城と言われて世界遺産の一角ではあるけど
前にも言ったように古鎮自体はかなり新しくて嘘くささが否めない。
もう少し、麗江らしいところに行ってみよう。
古城のごく近くに玉泉公園というところに行ってみよう。
まず程よい大きさの湖があるのが印象的だ。これは人造湖でこの景観をつくるために
設営されたものだ。程よい位置に趣のある橋があって、その両側に趣のある三重の塔と
東屋風の建物がある。とても良い感じだ。
しかも、遠景がすばらしい。あの玉龍雪山という6千メートル級の雪山が間近に見えて、
それが湖に映っている。壮大な景色ではないか。

玉龍雪山はとても有名な山で、このあたりの少数民族の神の山である。それでもこの国の
人がどんどん見学に登る。さすがに頂上までは行かへんけど、4500mあたりまでケーブルカーが
行って、その先の展望台まで押すな押すなの大行列というのをいつかテレビで見たことがある。
当然この高さであれば、酸素が薄いんで高山病にかかる人もいてるはずやけど、
皆さんの勢いは止まらへんようだ。実はこの先、わしらもシャングリラというとろに
行ったら、実は4000m以上の土地やったんで、そうとは気が付かんで歩いてるうちにしっかり
高山病になってしまってた。その話は後ほどじっくりといたそう。
わしの場合は、前に峨眉山というところにケーブルカーでするっと登ったはずが、
3100mほどの頂上でえらく息苦しくなった。どうやら高山に弱い体質らしい。
その話は後ほどじっくりといたそう。
山もええけど、橋もええ。五孔橋とか言われてるそうやけど、要するに横穴が空いたような
橋のデザインということで、中国にはよくある形だ。真ん中が盛り上がって左右対称に
橋に行くほど円がちいさくなっていく。五孔というのは少ない方でもっと多い、しかも
もっと大きい孔の橋がいくらでもある。
ここのは実用というよりは公園内の風景作りみたいやから小ぶりになってる。
姿はとても美しい。
この手の橋で有名なのは北京の郊外にある、盧溝橋という橋であろう。
とても大きくて立派だ。戦時中に日本軍と交戦があって破壊され、その後復元されたものやけど
元々、元の時代のフビライ・ハンの頃からあったやつで、マルコポーロが「東方見聞録」にも
書いているほどのやつだ。馬にのった大群が数列横にならんで渡ることができたという
軍事道路的な橋であったらしい。
その頑丈さと大きさと美しさの片鱗は今でも残っていて、わしが見に行った時もそれが
感じられた。
ここの橋は見てくれ重視やから小さくてもとても美しい。そして両側にあるべくして
あるかのように古色一杯の建物も配されている。
左には3重の塔、右には東屋のような建物だ。
いかにも古の高士や文人がそぞろ歩きしてるのが似合いそうな風景を作っている。
公園の中はとても人が多い。けど、とても美しい。ゴミが殆どない。最近こういう
観光地が増えてきたなあって思う。
昔は全然違ったけど、世の中はどんどん変わっていく。

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ありがとうございました。