中国、廬山&安徽、文房四宝の旅−30、安徽、黟县、古村、南屏村へ。

安徽、黟县、古村、南屏村へ。

さて、本日は安徽省、黟县というところにある南屏村へ行く。安徽省に来たら西逓と宏村など
世界遺産の古村に行くのがお決まりだ。勿論わしも2、3回行った事がある。
確かに絵になる風景がそこにある。古びた漆喰の白壁と微妙にうねった瓦屋根と、家々を
仕切ってる独特のうだつが村の真ん中にある池に映ってとてもええ感じやった。
しかし、そういう世界遺産になる風景を旅行ブーム真っ只中の中国の巨万の旅人たちが
見過ごすはずはない。道も歩けんくらいの大騒ぎになってる、はずだ。
最近行った著名な観光地は全部そうやった。その代わりマナーが良うなったり、ゴミが
少なくなってるんはええんやけどやっぱり人混みはいやや。
そんなわけで西逓と宏村は外して、少し遠くなるけど南屏村というとこへ行ってみよう。
2009年に行った時は、張芸謀の映画「菊豆」が撮影されたところであるということは
知られていたにも関わらず殆ど観光客が居なくて鄙びた古村の味わいを十分堪能できた。
それからほぼ10年、どんだけ変わってるやろ? あんまり観光化されてへんかったら
ええのに?
えっ?
これはなんや?
村の入口からして全然違う。昔は、とても鄙びた田畑の中に川が流れていて水車があったり
村の外にある四阿から村に入っていくなんていうアプローチがとても印象的やったけど、
今は、駐車場から目の前に村がある。何か愛想なしや。
建物は確かに昔のまま。
美術学校なんかな?学生さんがスケッチしに来てはる。

一生懸命描いてはる姿がとても美しい。

わしも邪念のまま描いてみよう。

ここに無心なやつがいる。

ここの銀杏はとても綺麗だ。

そろそろ村の中に入って行こう。

やっぱり路地がええ感じだ。

路地裏研究家に弟子入りせんとあかん。そんな人いてるんかどうはわからんけど。

路地は細ければ細いほどええと思う。

そして、その奥に人が居てたらもっとええ。

こっちの道のうねり具合が又々とってもエエではないでしょうか。

これがお店かなんかやったらもっとええのに。
こっちの違和感もとてもおもしろい。

昔ながらの風景の中に、最新のバイクがあって、しかもわかわからん雨除けフードが
取り付けてある。ごく普通のようで何か違和感がある。そこがおもしろい。

昔の南屏村と比べて。

村の中は殆ど変わらへんけど村の外の景色がえらい違う。これが今の写真。

こんな風景はどこへ行ってしまったんやろ? こっちは昔の写真。

えらい違いだ。

淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

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ありがとうございました。