安徽、黟县、古村、南屏村で白酒を買う。
さて、路地裏探検をしながら南屏村の中心部までやってきた。観光客がうようよしてる。
おやおや、菊豆飯店なんてゲストハウスみたいなんがあるけど、多分映画とは何の関係も
ないと思う。あやかり商売にしてはおとなしい。
そしてこの祠堂みたいなんが、どうやら映画の舞台になったところらしい。
見た感じは古い村やったらどこにでもある祠堂なんやけど、映画の物語の中では
特別なモノになるのはそれはあたりまえのこと、映画を見てないわしらには、よう
わからんのはしかたない。
ちらりと解説を聞くと、染物屋が舞台になってたらしい。それで綺麗に染められた
布が翻ってたんか?
写真を撮るひとやらポーズをとるひとやらどこにもある観光地の風景が繰り広げられている。
結構めんどくさい。
それよりわしにはこの看板が気になる。
酒屋さんがあるではないか。
ちょっと覗いたら美味そうな白酒(バイヂュウ)の瓶がずらりと並んでる。
これはええわ。買えたら買ってみようと中に入る。
おっちゃんが満面の笑みで迎えてくれた。
こんだけあると迷ってしまうけど、瓶を見ただけでは、書いてる字からでは、味は想像できへん。
とりあえず試飲させてもらおう。こういうとこは柄杓を持ってきて、瓶から掬ってプラコップに入れて
試飲させてくれるのが常なのだ。
柄杓からカビがついたりせえへんのかと若干気にはなるけど、強アルコールで消毒するから
大丈夫なんやろか?
高いやつから順番に試飲させてもらう。
白酒だけではなくて、紹興酒的なものからいろいろあるようだ。でもわしはやっぱり
白酒が良い。
大きくて立派な瓶が美味いとは限らへん。結果的にはちょっと小ぶりの状元紅というやつが
一番気に入った。ビシッと強くて、すっきりとした切れ味でとても飲みやすい。
コクが強いよりはこれの方が良さそうだ。ペットボトル1本分くらい入れてもらって80元。
約1400円くらい。自家製白酒にしては高いけど、この美味しさやったら何の不満もない。
食事の時に一緒に頂こう。
てなことでこの村を後にする。
やっぱり前の時と随分違う。
2012年に杭州の美術学院に留学してた時に西逓と宏村に遠足に来たことがある。
アクティビティが無料で提供される、ええ学校やった。その時に西逓と宏村の村でも
画学生らしき若者たちが路地裏の角々で思い思いにスケッチをしてはった。
日本ではあんまり見いへん風景。観光客でいるよりこっちの視点でものを見る
方が楽しい。
なるほどここをこういう目でみると面白いんやなあって気づかせてくれる。
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ありがとうございました。