西安第一夜だ。チェックインを終わったらかなり遅くなったが晩飯をかねてあたりの
様子を探っておこう。
ホテルは西安の中心部、東西南北の城門の内側にある。どこへ行くにも非常に便利な
ところだ。南北の中心を貫く北大街の通りと、鐘楼の一本北の大通り蓮湖路と交わっ
たあたりにあるのだ。ホテルにあった地図を見ながら歩いていると蓮湖路を少し西に
行って、蓮湖の手前を南に下るとその道は曲がりながらも鐘楼のある西大街までつな
がった一大小吃街になっているようなのだ。
最初はそんな事わからへん。道は少々少々暗い。しかし結構店もあるし、まばらとは
いえない程度に人通りもあるええ感じの裏通りやと思っていた。
路地の奥には生活がある。
かわいいやんか。
ずずっと南に下って突き当たったら左にまがる。おいしそうな串焼き羊肉の煙が上が
っている。食欲をそそるにおいだ。
このあたりから急に賑やかになる。一気に観光客が増えたという感じだ。
電飾までしてるやんか。
確か前に来たときにこのご飯屋さんに入ったことがある。ここで羊肉の串焼きと
羊肉パオモという羊肉スープにナンをちぎって浸したようなわけのわからんものを
食ったのを覚えている。有名店なんやろ、えらい繁盛してるようだ。
こっから先はおもろない。あかりがこうこうと輝く大観光小吃街だ。
いかにも歩きにくい。ちょっと様子をみたら戻って晩飯にしよう。
それで又、最初の暗がり路地まで戻った。
こっちの方がずいぶん落ち着く。わしらに似合ってるのだろう。
こんな感じで琵琶の弾き語りなんかじっくり聴いてたいなあ。
最後に東北餃子店というのを見つけた（というよりは最初に目星をつけていた）。
西安は餃子でも有名なところだ。東北の餃子がどう関わってるのかようわからんが
水餃子は水餃子だ。
というよりはなかなかおいしい。皮もおいしいし、餡もおいしい。
すぐれものだ。韮のやつが特においしい。
より大きな地図で 西安小吃街 を表示
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ありがとうございました。