中国、浙江省、古村の旅ー46、仙居高迀古村にて−2。

居眠り爺さんの家は相当に古くて由緒正しそうな家だ。

壁に歴代皇帝か科挙で偉くなった郷土の偉人かわからんけどお偉いさんの肖像画が
飾ってあるし、窓枠の彫刻なんかもちょっと違う。

もしかしたらスヤスヤ寝てるこの爺さんは只モンではないんかもしれん。

てなことを思いつつ、先に進む。

似たような土壁か日干しレンガか普通のレンガかようわからん建物が続く。

ここは古い村やからもっと古い長押の彫刻なんかがいっぱいある建物が残ってるはず
なんやけど、それがどこにあるかようわからんと言いながらガイドさんが右往左往
してはる。そんな時、わしが知ってるから案内してやろうと出てきた爺さんがいる。

もしかしたら、多分、さっき昼寝してた爺さんとちゃうやろか、それはともかく
先頭にたってズンズン進む。ズンズン進まれるとちと困る事情が生じた。昼飯の
時のビールが聞いてきてオシッコに行きたい。だんだん我慢が出来にくくなってきてる。
トイレを目で探すけど見当たらへん。
そのうち村を通り抜けて畑の中に出た。

これやったら、もしかしたらどっかでこっそり???
魅力的な場所がいくつか??

いやいやここはいかん。
麺を干してはるのだ。これって干して熟成したらおいしい乾麺になるんやろか?

今回の浙江省古村巡りでは麺を干してるのを見ることが多い。
そしてやっとあった。
トイレではなくて、明の時代の古い家だ。
なるほどこれはすごい。
口かけた柱の上の方、鴨居のあたりにはものすごく精緻な彫刻がされている。

馬に乗った将軍が戦いにでかけるとこなんか?
ライオンが牽く戦車のなかで戦略を練っているのか?
ようわからんけどすごい。
屋根もよう考えて意図的に設計されているように見える。

そんなやつあっちにもこっちにもある。

すごいなあって思うけど、これが朽ち果てるのは時間の問題ではないか?
折角観光化しようっていうのにこれはあまりにももったいないんではないか?
こんな倉庫になってしまって、柱が折れたり、屋根が雨漏りしたりしたら一気に
崩壊してしまうんではないやろか?
惜しいなあ。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。