中国、浙江省、古村の旅ー45、仙居高迀古村にて−1。

この村、今まで以上に面白いかも知れんと何故か期待が高まる。今回は浙江省の
観光化されてない村を巡っている。その狙いは的中したと言える。浙江省は昔の
南宋時代の首都がある杭州のあるところだ。きっと昔から文化のレベルは高かった
のではないかと思われる。そやからどんなとこにいっても生活がある側に文化が
あるような気がする。文化というのは何やろう。アジアの他の農村に行ったときと
ちょっと違う。少し大きな家にいくと、何百年も前の建物であったり、建物自体は
建て替えてあっても柱や長押、鴨居、色んな所に施したその次代の彫刻なんかが
残っていたり。歴代の科挙の合格者の名前を扁額に掲げてあったり、(科挙の合格者
特に状元だったりすると首位合格者ということなんで出世が約束されてる)
或いは窓枠が繊細、華麗な透かし彫りであったりして、(中国の人は特に窓枠の
透かし彫りが好きなようで、ちょっと良い家の窓枠は必ず透かし彫りの枠がある)
その窓枠が代々伝えられてきたものである場合も多いようだ。あるいは美しい庭が
残っている場合もある。そして、なによりも、殆どどんな村にも、書画が掲げられた
家がある。それが驚きやねえ。
まさしく文化の証ではないやろか? 掛け軸であったり、額であったり、壁画で
あったり、或いは石碑であったり、姿形は様々やけどなるほど、ほおっと思わせる
ような書や絵がさりげなく飾られている。
実にさりげなく奥深い文化が残されてたりするけど、それを知ってか知らんでか
その中で実に普通に暮らしてる人たちがいててそれがとても面白い。
さて、高迀古村の中に入った。
エエ感じのおばちゃんたちが喋ってはる。

中国では、顔を合わしたらまず、「飯食うたか?」っていうのが挨拶らしい。
そっから飯の話になる? 食いもんの話? 買い物の話?
旦那の悪口? 孫の話? 都会に行った子どもたちの話?
いろいろ楽しそうだ。
爺さんと婆さんもいてはる。

古い家と新しい家がエエ感じに混ざり合っている。
子どもを抱いたお母さんもいる。

もっと新しい家がある。
もひとつ不思議なのは、中国で、洗濯物を干すベランダや物干し竿みたいなのを
あんまり見たことがない。

どこでも今ある木や柱にロープを張って干してはる。何でか分からん?
いい感じの村の中。

ここでも布団を干している。

そして1軒の家の中を覗く。
お爺さんが寝てはる。

昼下がりのポカポカの中だ。こんな風景大好きだ。この絵を何枚描いたことか?
小さいのから大きいのまで。何故か絵心をそそる。

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ありがとうございました。