高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-38、Jorsale(ジョルサレ)へ。

登ってくるトレッカーたちとすれ違う度に「ハッピーホーリー!」って声がかかる
のはええんやけど、顔にべっとりの絵の具が気になる。それ以外にもシェーバーの
刃が痛んでしまってヒゲの剃り残しがいっぱいあるし、風呂は何日も入ってないし
ボロボロなんやけど、顔くらいは洗っとこうと、山道で流水があったのを幸いに
さっぱりと洗い落とした。
さすがにしばらく村落はないんで、もう色粉を塗りにくる子ども達は現れへんようだ。

わしらの荷物を運ぶシェルパ族のお兄さんも待ってくれている。

実は、ここで決断をしないといけない。今日はエベレストを見るチャンスを稼ぐ
ために9時すぎまで出発を伸ばしたんで途中のジョルサレかモンジョで泊まるように
しようということやったんやけど、わしらのペースはそれほど悪くないと判断
したのかガイドさんの提案では、当初の予定通りにパグディンまで行ったらどうやろ?
ということだった。その違いは何やと言うと今日しんどいか明日しんどいかの
違いだ。今日はどっちみちしんどいんやから明日は少し楽な方がええような
気がする。パグディン到着はかんり遅くなりそうやけど頑張ろうといくことに
決めた。もっと後で決断したかったけど、ポーターさんはここから一気に目的地
まで行くんで荷物をどこまで運ぶか今決めないといけないのだ。
今日も又長い1日になりそうやけど頑張ろう。
ということで二つ吊り橋までやってきた。

この坂道は急やったんで登りもしんどくて時間がかかったけど下りも時間がかかる。
やっと降りきって振り返ってみる。

時間はもう昼ちかい。3880メートルから2600メートルあたりまで一気に降って
来たのだ。足や腰には下りの方がダメージがある。しかも最初はこけまくったんで
もっとダメージがある。体が固まってゴリゴリしてる。降ってる時は下りのほうが
きついと思う。
ぐちゃぐちゃぶつぶつつぶやいてるうちにやっと人里が近づいた。

ここで休憩してお昼を食べる。

やれやれ。とりあえずお茶を飲もう。

来た時はロバに乗った怪傑お婆さんがいてえらい盛り上がったし、村の人たちも
外で賑わっていたけど今日は日曜日やからかけっこうひっそりしてる。

ストーブって置いてあるだけで気持ちが落ち着くようなのがおかしい。
今日のお昼は勿論ネパール食、ダルバートだ。

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ありがとうございました。