高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-39、Jorsale(ジョルサレ)で昼飯。

さて、ゆっくりついでにここで昼飯を食う。
やっと日本食を脱してネパール食を食える。ネパール食っていうてもここらへんは
欧米のトレッカー中心が主要客層みたいやから欧米食がメインになってるんで
メニューをみてもそれらしいのはダルバートしかない。

この日もチキンカレーのダルバート、ということでご飯のよこのスペースに
ダル(豆)スープやカレーや野菜のおかずを少しずつ乗せて混ぜ混ぜしながら
食べる。青い野菜はこのエベレスト街道を歩いてると必ずみかける青梗菜畑で
とれたやつだ。このへんの青梗菜は柔らかくてとても美味しい。
それにしても、往路に来たときは行き帰りのトレッカーで店中が賑わってたのに
今回はほとんど誰もいない。もう昼ごはん時分をかなりすぎてるかもしれん。
誰もおらんかったらちと寂しい。

では元気をだして又歩こう。ここと今日の行き先パグディンとは共に標高2600メートルほどで
標高差はほとんどないけど、途中にかなりの起伏がある。途中のモンジョまでの
間にかなりきつい峠があるはずだ。来る時は3時間ちょいかかったんで、帰りは
バテてる分もっとかかるかも、今は14時やから17時をすぎるやろうとおもう。
要するにかなりバテてるんで足腰が重い。
でも、荷物は先に行ってるんで行くしかない。
ここからはずっと川沿いに歩く、右に渡ったり、左に渡ったりスチールの吊り橋を
渡りながら行く。道は石がゴロゴロなんやけどロバやゾッキョが踏み固めるせいか
結構歩きやすい。そういえばやっぱり日曜日のせいかロバやゾッキョの行軍が
全くない。そして雪がないとこも彼らのウ◯コが見あたらへんと言うことは、
誰かが掃除してるんか? すごい事だ。
狭い谷底の両側は巨大な山が続いていて、その更に奥には雪と氷を頂く、ヒマラヤ
の山々が連なっている。
やっぱりここはエベレスト街道なんやと思いながら歩くことができる。空は晴れて
Tシャツで歩いてても汗ばむくらいだ。昨日までの雪空が嘘のようやんか。長い急な
下りを長時間歩いてきたんで、ギックリ腰がではじめてるんちゃうやろか、腰と
腿が固まってきたんでギクシャクと歩く、雪道でもないのにストックに頼るのが
ありがたい。どうしても仲間に遅れがちだ。
もうしわけないけどゆっくり行こう。
村はずれを通ると、かならず農家があって、野菜を作ってたり、ゾッキョやロバを
飼ってたり、何もなかったりとそういう風景がとてもいい。

しかし、腰と心に余裕がないんで写真も撮らへんし、頭の中にスケッチをすることもない。
只々黙々と歩くだけだ。
15時30頃、水分補給で休憩した頃は風が吹いて大分寒くなってきた。薄手のセーターを
出して着る。
あとどんだけ歩くんやろ、又、一吊り橋を渡って、向こうに集落が見えた時、
あそこが今日の目的地ですよとガイドさんに教えられた。
もう足がパンパンや、もうちょっと頑張ろう。

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ありがとうございました。