（注：これは震災の直前にネパール旅行をしたときの旅行記です。一日も早い
復興を心より祈念致します。）
カトマンズ空港には出発の3時間強前に着いてしまった。
チェックインしてチケットをみて驚いた。便名が変わってる。しかも、出発時間
すら変わっていて1時間早くなってる。
そんなん何も連絡を受けてない。もし、ぎりぎりに来たらやばかったやんか。
航空会社から直接かったチケットではなくてネット上の旅行会社から買った格安
チケットやったんで帰ってから苦情を言ったら、搭乗便は自分で確認するとい
うルールなのだそうだ。皆さん気をつけよう。
でも、1時間早く出発出来るんでええやんかと喜んだら、その便は遅延が発生
ということで、結局は当初の予定より少し遅れて出発。
機内食はやっぱりカレーがでた。
これでカレーは食い納めかな。
こんなもんまでついてくる。
カトマンズを16:30ころ出発して、中国の昆明に22時頃到着した。
この後は、昆明を7:30に出て、上海に10:15、上海を12:30に出て関空に15:40
に着く。まだまだ一旅行ほどある。安心できへん。
待ち時間が多いんで、昆明にホテルをとってあった。空港バスの終点やからと
ても安心だ。しかし、ちょっと通過だけのつもりやったんで中国元が乏しい。
両替しとかんと不安だ。ところが両替所がさっぱりわからへん。聞いても要領
を得ない。わしの中国語はどうなってんや？ 3階らしいって言うんで行って
みたけど見つからへん、又1階に降りて、やっとインフォメーションを見つけ
て聞いてみたら、降機して出てきた出口の裏に回ったとこやった。えらいわか
りにくいとこやんか。しかも僅かなお金でも大きなお金でも手数料は一緒やと
言う。結局1万円ほど両替するのに今のレートで800円ほども取られたと思う。
皆さん気をつけましょう。
で、とにかく両替したんでバスに乗ってホテルに行く。
よう考えたら、ホテルを4時過ぎに出とかんと心配だ。始発のバスは5時頃だっ
たと思う。ちょっと微妙やからタクシーを頼んでおこう。フロントに言うたら
タクシーの予約はできへんと言う。朝、その時間にフロントに来てくれたら、
フロント係員がタクシーの手配をしてあげるという。何かわけわからん。
朝ここに来て、タクシー無かったらどうすんねん？と言うと、心配いらんと言う。
それでも予約してくれって言うとできへんと言う。
皆さん気をつけましょう。
で、ほんのちょっと寝る。これやったら空港で夜明かししたほうがましやった
かも知れん。眠たい目でフロントに行く。昨晩とは別の人だ。タクシーの件を
言うと直ぐに手配してくれた。ここは列車の駅の近くでもあって便利なとこや
から適当に予約して勝手にキャンセルする人が多いんかもしれん。
早朝は渋滞がないんで早い。空港に5時頃ついた。チェックインカウンターに行
ったら全然開いてない。係員を探して聞いたら5時半からやと言う。
で、どこで待とう。
というのは、今回のチケットは関空ーカトマンズの中国東方航空の往復チケット
だ。簡単明瞭なんやけど、関空ー上海ー昆明ーカトマンズと2カ所も経由地が
ある。帰りのチケットを見ると、カトマンズー昆明が一つの便名、昆明ー上海
ー関空が一つの便名になってるんで、上海はトランジット、荷物も経由するは
ずだ。同行した友人は成田発だ。チケットはカトマンズー昆明、昆明ー上海、
上海ー成田の３つの便名に別れている。と言う事は昆明ー上海は国内線だ。
ということで、わしは国際線のチェックインカウンターへ、彼は国内線のチェ
ックインカウンターへ行かんとあかんと言うことがわかったのだ。友人の場合
は上海で荷物を預け直ししないといけない。ややこしい。
皆さん気をつけよう。
ところで腹が減った。
空港までくると、屋台包子みたいな店はない。この時間はレストランも開いて
ない。開いてないどころか、仮眠するひとで席は一杯、みなさんぐっすり寝て
はる。こんな具合にレストランまで解放するんやったら、やっぱり空港で夜明
かしする手もあったなあって思う。
とりあえず、マグドが開いてたんで腹を満たす。
熱い珈琲がおいしい。
5時半が近づいたんで、カウンターの一番前で順番を待つ。さあ、そろそろと
思った、その瞬間、一人のお姐さんがさっと割り込んで入った。しかもパスポート
をどっさり持っている。旅行会社の人の優先搭乗みたいやからずっこいわけで
もない。しかし、なあ。
とても時間がかかる。
ビジネスクラスのカウンターから声がかかってそっちで処理してくれた。
友人は、チェックインの時、上海での乗り継ぎ便があまりにも時間が開きすぎ
るんで一便早いやつに変更してって頼んだら、「ｏｋ」と快く変更してくれた
らしい。しかし、後でチケットをよう見たら元々の便やった。
まあ、そんなもんだ。
皆さん気をつけよう。
という事で今回の旅は無事に終わった。
日本に戻ったのが4月22日。
ネパールで大地震があったのが25日。
ちょっとの違いだ。わしらは間一髪で難を逃れたけど、被害に遭われた方々
は大変だ。あの楽しかった街は今はどうなってしまったんやろう。
落ち着いたら又必ず行きたいと思う。
穏やかで優しい、良い街や村ばっかりやった。
想い出はつきない。
震災からの復興を心よりお祈り申し上げます。
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ありがとうございました。
