江蘇省食の旅-18、蘇州、更に老街

水を飲んで休憩しながらゆっくり見て回っても、小さな庭園だ。それほど時間はかからない。
かなり遅い昼食の後だったが、まだ時間はある。
今日は夕食は隣街の昆山というところまで行く予定だ。
「それまで、この辺をゆっくり散歩しよう」
老師はこのあたりが懐かしくてしょうがないのだ。子供の頃から歩きまわっていたところだ
そうだ。
小巷といわれる露地から露地をぬけると大きな通りに出た。急に人通りが多くなった。
「うまそうな西瓜やな」
中国で街を歩いていたら、果物屋さんが目立つ。
こんな暑い日に歩いていたら、西瓜や葡萄なんかが山盛りになっているのは目の毒だ。
「あの果物屋の向こうに見える店は昔からあるスーパーみたいな店やで、有名な店や」
そこまで行くと更に大きな通りに出た。車が走る大通りだ。
「あの先に城の門みたいなのがあるやろ、あれが○○・・ちゅうとこや」
老師はますます上機嫌だ。
急に立ち止まったかと思うと、何か買い始めた。
「何ですか?」、「大根の漬物や、旨いでこれ」自由自在だ。
振り返ると、向かい側にも古そうな店がある。
「あれも有名な店や、入って見よう」外からは見えないので何の店かと思っていたら
中は綺麗なお菓子やさんだ。
お菓子も、好きなのをとって重さで値段が決まる。
これも中国流だ。
「あった、これが旨いんや」今度は、干した魚を醗酵させたようなやつだ。
「こんなのを次々買って、日本まで持って帰って食べるんやろなあ」
勢いに圧倒されてしまう。
「さて、あの城の門みたいなとこまで行ってみよか」歩き始めたがかなり距離がある。
それに暑い。日差しがかなりきついのだ。
「ちょうどバスがきたわ、あれに乗ろ」又また自由自在だ。
「あの門のとこが終点やさかい、どれに乗ってもええんや」
バスはエアコンも効いていて、ほっとする。が、満員だ。
それでも見えている距離だからじきに着く。
そんなこんなで大体いい時間になってきた。

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