次は昆山まで行くのだからタクシーだ。昆山というのは上海と蘇州の間、蘇州寄りに
ある街だ。
昆劇の発祥の地と聞いた事がある。京劇や川劇とならんで中国では有名な演劇の一様式
だということだ。今が昆山というよりは上海などで公演されているというがまだ見た
ことはない。それよりは、陽澄湖の近くと言うから上海蟹の方が有名だろう。
今は、その季節でないのが残念だ。
「ほんなら何で昆山にいくのだ?」というと、老師の昔の弟子がいると言う。
今でもその人と家族ぐるみの付き合いが続いていて、近くに来たからには是非とも
寄ってくれという話なのだ。
我々はそのお相伴にあずかるということだ。
それにしても昼の思いきり食べているのであまりお腹が空いていない。
昆山まではタクシーで1時間位だ。最初は蘇州から郊外に出る高速道路を快適に走って
いたが、昆山の街が近づいてくると段々混み始めた。
余裕があったはずの時間がだんだん予定をオーバーしていく。
家族や親せきや知り合いや、家族になる予定の人や、いろんな人が集まって迎えて
くれた。こういうのが中国的なのだ。
そして、これだけの大人数でも食べきれないご馳走の山。
乾杯、乾杯。
こういうのが中国的なのだ。
料理の種類も味付けも、蘇州料理によく似ている。
洗練は店によってちがうのだ。蟹は出たが上海蟹ではない。
珍味、美味が山積みだが、今回は飲む方にも注力しよう。
写真を撮るのも面倒になってきた。
最後に出た、麺が特別おいしかった。
上海蟹のレストランの御主人を紹介してもらったから、次は上海蟹の季節にこの街に来よう。
江蘇省食の旅-19、昆山で夕食
- 2010年8月27日
- 浙江蘇、安徽他/黄山、古鎮、墨硯紙筆
- 古鎮の旅
- 6人