高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-10、ルクラ目指して

さて、大満足の晩ご飯を食べて帰ってきたら、現実が待っていた。明日はエベレスト
街道の出発点ルクラに向かうのだ。フライトは6:30と言う事で、5時に現地ガイド
さんがピックアップに来る予定だ。それまでに置いて行く荷物をスーツケースに
入れ、ポーターさんに運んで貰う荷物をスタッフバッグに入れ、自分のザックも
整理して準備しとかんとあかんのだ。朝になってからでは気持ちは焦っても体は
動かへんのは間違いないんで面倒くさいけど夜の内に準備しとく。
さあ、目覚ましが鳴った。期待半分、不安半分で動き始める。
チェックアウトしてスーツケース預けて、迎えの車に乗る。空港までは30分かから
ないほどだ。簡単に着いた。朝早い空港やけどあんまり閑散としていない。
因みにカトマンズから東のエベレスト方面にトレッキング行く人は殆ど総てルクラ
に集結するし、西のアンナプルナ方面にトレッキングに行く人は殆どポカラに
集結するというふうに二極化されているようで、ルクラに向かう飛行機は早朝便が
多い、もしくは早朝に飛んで時間を有効活用したい人が多いのか、結構混んでいて
何便もスケジュールが上がっている。
殆どが小型機らしく、わしらが乗るのも15人ほどの定員らしくて、その分荷物チェック
が厳しい。持ち込みと預け荷物を併せて1人15kg以内、厳しく計ってはる。
そうこうするうちに時間が近づいてだんだんその気になってくるけどよくあるように
フライトは遅れているようだ。
待ってる間にガイドさんから注意事項伝達、飛行機に乗るときはまっしぐらに
走って左側の席を確保するようにとのこと、なんでかと言うとヒマラヤの山々が
左側に見えるのだそうだ。ライバルは8人ほどの日本人の団体さんだ。同じ事を
言い合ってる。
結局30分遅れくらいで出発の時間が来た。まずバスに乗る。すぐ降りて走れる
ようにさりげなく前の方の席で通路側に陣取る。
バスが停まった。さっと降りる。走るのはみっともないんで早足であるく、やっぱり
小走りに、で、左の列の前の方に座れた。
うれしい。
座席はほぼ満員。飛行機はすぐに出発する。
暫く飛ぶともう山が見え始めた。
おお、これか! 天気はよくないものの、雲と霧の間から氷雪の山々が見える。

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すごいなあ。しかし、左側の席が総てええとは限らへん。わしらは勢い余って
左側でも一番前まで来てしまったけど、そこはちょうど翼とプロペラで視界が
少し遮られる場所でもある。けどそんなことは言うとられへん。景色の変化に
つれて首をぐいっと曲げながら一生懸命見入ってる。

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つぎつぎとめくるめくように山の姿が移ろい行くので見飽きる暇がない。

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一生懸命デジカメで写してたら、わしのカメラでは大して映らへんのは承知の
上やけど、右手の方からちょんちょんとつつかれたような気がしたんでそちらを
向くときれいな女性が映してくれませんかとカメラを差し出しながらニッコリ笑う。
いいですよとカメラを受け取りながらその女性に向ける。
その女性もおもわずポーズをする。
けど、何かおかしい。空気がまずいと言ってる。
えっ、もしかして景色映すんですか?
そう、ここからは映し難いんで代わりにお願いしますと笑ってる。
何をわけのわからん早とちりしてんやろと恥ずかしさに真っ赤になりながらごまかし
笑いをしながら、一生懸命映す。
前の方では運転席が丸見えやんか。

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あけっぴろげでええけどなあ。
セキュリティ対策なんか大丈夫なんかなあ。
30分ほどの短いフライト、あっというまにルクラに着いた。
小学校の校庭みたいな飛行場だ。

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ありがとうございました。