小学校の校庭みたいな空港に降り立った。高度2800メートルかやらかなり寒い。
飛行機の近くで写真撮ってたら、さっさと行けと怒られた。全員降り切った頃、
もう乗る人がやってくる。どんどんピストン輸送してはるんやろか。
小学校の校舎みたいな建物の中で荷物を貰ったら、早速ポーターさんたちが手際
よく荷物を纏めて背中にしょってどんどん出発していく。わしらも自分の荷物を
背負ってルクラの街に出る。
空港は丘の上のちょっとした平坦部分を切り開いて造ったような簡単なものでは
あるけど、ここから先へのヘリもひっきりなしに発着しててヒマラヤ登山やトレッキング
の一大拠点になっているようである。外に出ると丘のてっぺんにとってつけたような
集落、殆どがトレッキング客用のロッジであるようやけど、が少しあって通り抜けたら
山道にでるようなちいさな街角だ。けど朝早くから活気がある。朝一番の飛行機の
到着を皆さん待ち受けてはったのか、或いは、今は8時頃やから、山の朝にしては
決して早くはない時間帯であるのか、登山用具を売る店を中心にどのお店も全開
状態だ。中国製の偽物ブランドが多いらしいけど値段は驚くほど安いらしい。
忘れ物を補充するのも良いし、ここで一から道具を揃える人だっているかもしれん。
それでも問題なさそうなほどなんでもある。厚手の靴下なんかここで買うたら
よかったなあ。同じやつずっと履いとったで。
脇見しながら歩いてると牛にぶつかりそうになった。インドやネパールのどこの
街角にも居る牛がここでもいてるんかとおもったらちょっと様子が違う。
どうみても市民権がありそうな牛たちだ。手入れがよくて毛艶もいい。どうも
荷運び用の牛さんたちらしい。ぐいぐいと歩く姿に存在感がある。この姿、これから
いやというほど見ることになる。
こういう風景をみながらネパールの人は物を大事にするんやなあって思う。
こんな山の中にも修理屋さんがある。ここがそれかどうかはわからんけど、カトマンズ
の街のなかでもよく見かける。中国でもよく見る。マレーシアとかベトナムとか
アジアのいろんな街で修理屋さんをみたらなぜか嬉しくなる。日本でも靴の修理
とか服のリフォームとかはあるけど、ちょっとスタイルが違うんでおもろない。
こんなミシン使ってるのがとても面白い。電気は最新のLEDやし。
この辺に住んでる人はシェルパさんて名前の人が多いのだそうだ。
エベレスト登山によく出てくるシェルパというのは「物を運ぶ人」みたいな言葉って
思ってたけど、部族の名前であり、この関係の人は姓シェルパさんというのが
殆どと言う。ちなみにわしらのポーターさんもシェルパさんだった。
極く短い街並みを外れそうなあたりにトレッキングのパーミッションをチェックする
事務所がある。事前に日本で手続きをしておいたから安心やけど、いきなり来た
人はどうするんやろ? この先、何箇所かチェックを受ける場所がある。
あっと言うまに街外れだ。
有名な女性シェルパさんの像が掲げられて居る。
ここからエベレルト街道が始まる。
一気に下って行くのだ。
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ありがとうございました。