雲南省、棚田、少数民族、奇観絶景の旅-50、紅土地の日没風景

さて、だんだん日が落ちてきた。周りの人もだんだんその気になって、ええ場所
と思えるとこに固まりつつある。わしは、人があんまり集まってない草原の端
に座ってゆっくりスケッチをすることにした。

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目の前に広がるのは横長の景色やからどうしても1枚には収まらへん。2枚続き
で描いていく。人だかりから外れて機嫌よう描いてたら、「あいつ何してんねん」
と言うことか、だんだん人が集まり始めた。背中の後ろでごそごそ言うてはる
んで聞かれるがままに、「日本から来た」とか、「水墨画をやってる」とか簡単
な情報はふりむくことなしに呟いてたら、「日本から来た画家やて」とか、
「えらい描くの早いなあ」とか「日本流の絵らしいで」とかいろいろ言うてはる。
決して下手やなあとは言わんのはそれなりの礼節をわきまえてはるらしい。
かなり長いことじっと見てはったけど、いつまでたっても絵らしくならへんので
あきれたのか段々人が減っていって、とうとう誰も居いへんようになった。
嬉しいのか、残念なのか、微妙なとこだ。

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そうこうする内に太陽はどんどん沈んでいく。稜線の風車がええ感じだ。

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だんだんと景色がわからんようになってきた。
でも見ようによってとか、光の具合とかでカメラに写った景色はそれほど暗く
ない時もある。不思議なもんだ。

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一応スケッチを終わって、皆さんが集まってるあたりまで戻って来た。
そのへんでえらい人だかりがしてる。なんやろって見に行ったら、えらくカッコ
ええお爺さんが犬をつれてポーズをとってはる。

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それを皆さんが写真に撮ってはるのだ。
どうも、この人はこのあたりでは有名なお爺さんらしい。新聞やら雑誌やら
テレビやらで何度も話題になっていて東川紅土地と言えばこの爺さんと言うこと
で誰でも知ってるほどの人らしい。
それで、人が集まる頃合いになると間合いを計ったかのように現れはるのだ
そうだ。それで写真家の人達が争うようにポーズをとってもらいながら撮影
するのだそうだ。現にここでも大撮影会が始まっている。お爺さんと犬が色々な
ポーズをとってるところを周りからあっちでもこっちでもカシャカシャ、カシャカシャ
とシャッターを押す音が喧しい。
それで、1人なんぼかずつお金を頂いたら結構な収入になるんとちゃうやろかと
下衆の勘繰りを働かせてたら、彼はお金をとってないし要求もしないのだそうだ。
それでもと敢えて心付けを渡す人からは拒むことはしないで喜んで頂くのだと言う。
ここでもどなたかが心付けを渡していた。で、それに乗っかって心賤しいわしらが
パシャパシャと便乗撮影をさしていただいということだ。
日が暮れてきたらさすがに寒くなってきた。この展望地は結構高台にあるんで
来た時から風がビュービュー吹いていた。最初はあんまり気にならへんかったけど
じっとしてるうちにジンジン冷えてくる。全く真冬用の着るモノが必要だ。
それを着てもガタガタと震えがくるくらいだ。
この旅の最初の方は雨ばっかり、雨具を着てすごした。途中から亜熱帯気候の
中につっこんで、半袖すがたでもええくらいになってきてた。そして最後は
寒い寒い山の中、景色や風俗だけでなくて気候や温度でも多彩な体験をさして
もらったようだ。
今は大変やけど帰ったらきっとええ想い出になることやろうと思う。

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ありがとうございました。