雲南省、棚田、少数民族、奇観絶景の旅-11、建水の朝ごはん

さて、朱家花園はとても良いホテルだ。大変気に入った。王様気分で寝ることが
できる。それはええんやけど寝る前にガイドさんから朝ごはんのことを相談された。
このホテルの宿泊は朝食付きだ。それは承知してる。ただし、ホテルの中では
洋食モーニングしかできへんらしい。中国食はホテルの外に出て老街のどっかで
食べんとあかんらしい。もちろん朝食付きやから金が要らんのやけど提携の店
まで歩いていかんとあかんらしい、面倒でしょう、中で食べませんかと、盛んに
勧める。確かに面倒ではある。気持ちはぐらつかんでもない。
大いにぐらつく。
たかが一食のこと、なんでもええやんか。
しかし、考えてみる。外に出て食うだけの事やんか。
今までも、節約して朝飯の付かへんホテルに泊まることは何度でもあった。
しょうがないとは言え、その時は外に食いに行ったやないか、何を今ためらう
ことがあると自分に言い聞かせた。
やっぱり旅に来たかぎりは可能な限り地元飯を食おうという線は貫きたい。
ガイドさんには悪いけど、やっぱりこだわろう、と言うことで外で食べる事に
決めた。それではと気合を入れて、ホテルから外にでる。
何のことはない、
ホテルを出た瞬間、すぐ右側にその麺屋さんがあるではないか。

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あほくさ!
それにこの店見たことがある。絶対前に来た時食べに来た店だ。
前回は朝飯付きではなかったんで迷わず外で食ったのだった。
後で老街を歩いて見てわかったけど、この時間に開いてるのはこの店だけなのだ。
で、中に入る。殆ど選択の余地なく、辛いのか辛くないのかくらいで注文する。

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こういうやつだ。米線と言う。要するに米の麺ということだ。
金属のお椀か? 何か違和感あるなあ。
しかし、なかなか美味しい。やっぱり洋飯を食わんでよかった。朝から熱々の麺を食うと
暖まって元気がでる。
辛いやつもたっぷり入れて食おう。
しかし、前回来た時の方がもっと美味かったような気がしてならない。
昔の写真を探ってみる。
こういうやつだ。なぜかこの店、中はえらい暗いんで写真映りが悪い。

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見てみい、前の方がずっと旨そうやんかと言いたくなる。
写真見てるうちにだんだん思い出してきた。
太麺は確かに美味しかった。しかし出汁は今回の方が旨いかもしれん。
前は漬物なんかが取り放題やった。

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今回はそれがなかった。
まあ、時と場合によるか、良いこと悪いこと出会い次第だ。
ということでとても良い朝ごはんやった。
ごちそうさんでした。

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ありがとうございました。