敦煌の旅を振り返ってみたら-02、北京から敦煌へ

今日のフライトは早い。8時の出発だ。国内線とは言え中国では突然の遅延、
キャンセルは日常茶飯事やからいつも余裕を持って2時間半前までには着いて
おくようにしている。前に空港についたら一日一便のそのフライトがキャンセル
されていて他の手段がどうしても見つからなかったんで急遽日程の総てをキャンセル
してフライトもホテルも取り直して別の目的地に観光に行ったことがある。
時間に余裕がないと変動対応力が発揮できない場合もあるのだ。
そうなると、北京市内から空港までは早朝でもタクシーで1時間ほどかかるんで
4時半ころの出発になるけど仕方ない。
街もでかいけど空港もでかい、今では国内線はまるで別の空港と言えるほどの
遠いところにあるターミナルやけどこのころは同じ空港内にあった。
この日は総てが順調にいって予定通りに出発して予定通りに着いた。約3時間の
フライトで北京から敦煌まで来れるというのはすごいと思う。緯度で言うとミャンマー
の上くらいやろか、中国はどこに行っても時差1時間というすごいことをやってる
けど体感的にどうなるんやろ? まあこれからじっくりわかることだ。
敦煌の空港はとても小さいローカル空港だ。こういう空港によくあるように、
タラップから直接地面に降りてそのまま事務所に入っていく。何もないんで他に
行くところはない。周りは山だらけ、あれが天山山脈なんやろか?
中に入ったらすぐに外に出る。預け荷物はないんで用がない。外は西域の青い空
天気が素晴らしい。
しかし、乗り物が見当たらない。数少ないタクシーが先客を乗せて行ってしまった
のか? リムジンバスなんかはなさそうだ。もう少し先に進むとなんとなく乗り合い
タクシー風の車が2台止まっている。胡散臭げやけどやむを得ん。そうかと聞くと
そうやと言う。先客が1名、何となく乗り込む。

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なかなか出ない。じっと車の中にいるのもつらい。外にでて聞いて見ると、
どうも次の飛行機がきて車が満タンになるのを待ってるらしい。そうなると長い
話になる。ここではこんな風に時間が流れるのか?
それでも数十分後に後の飛行機が着いたらしく1人乗ってきた。
これでもう後がないんかとうとう車は出発した。1人10元らしい。ぼられてる
わけではない。
気持ち良く走って行く。

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空港から街までは1時間もかからないほどだ。荒野の真ん中という感じから段々と
人の住む気配が増してきて、砂漠の真っ只中に来たんやというややロマンチック
な期待感がだんだんと薄れていく。
何や普通の街やんか。

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大都会とは言わないまでも相当大きな街のように思える。
まさか駱駝や旅商人が行き交っているオアシスの街とまでは思わへんかったけど
こんなに普通やったら興醒めするやんかと思う。街の人達も青い瞳の西域の民
というよりはごく普通の中国人だ。
改めて中国人の浸透力に驚く。
さて、ホテルに着いたらタクシーを紹介してもらって1日契約で行けるところ迄
走り回ろうと思う。貴重な時間を無駄にしてる暇がない。
敦煌の旅が始まった。

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ありがとうございました。