敦煌 龍の肉

赤い表紙のノートをもう少し戻ってみる。
6月にシルクロードの真ん中、敦煌に行った。
その記録から。

いつものように、北京経由で。3時間のフライト。
砂漠の真ん中みたいな処に空港がある。周りは何もない。
やたら明るく、暑い。
なんとなく、わくわくする。
シルクロードにきたぞっ!

空港を出たら、乗り合いタクシーが待っている。一人10元。
「乗ってみよう」、・・・いつまでたっても出ない(人が満員にならない)。
「どうした」、「次の便を待っている」。
「これはあかん、仕方がない、タクシーに乗ろう(一緒に乗りあいタクシーに乗ってた人)」、「一緒に行くかい?」、「うん」。
街についた。4人乗っていて、40元。
よかった。楽しい経験。

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今日一日の行動の為、タクシーを借り切った。
「運転手さん、ごはん食べに行こうよ」、「地元の麺屋でいいですか」、「もちろん」。

それで、これがロバの肉。
中国では、『天上には龍の肉、地上にはロバの肉』という言葉があって、美味の代表になっているそうだ。
この話は北京でも聞いた。瀋陽でも聞いた。
それ程うまいかというと。聞かれたら『うまかった!』て言うけど。
実は、確かに肉は柔らかい。でも、味は少し癖がある。日本人は癖のない牛や豚ばかり食べているから、この良さは、私も含めて、多分良くわからない。
麺もやわらかいけどおいしい。このあたりから、新彊にかけてが、多分、中国や日本の麺のルーツじゃないかと思う。
店の雰囲気は大好き。賑やかで、楽しげ。
みんな、この食事大好きなんだ。

   

これは、おいしい!!
ただの香菜と玉葱のスライス。こんなに簡単なのに、実に新鮮で香り高く。
うまい。感動!
結局、私は、香菜(コリアンダ)が大好きなんだと言う事。

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