甫東空港から黄山空港に飛ぶ
「さて黄山に行こう」とかなり余裕をもって空港に到着した。
到着して気がついたのだが、中国用の携帯電話の料金充填量が不足しているようだ。
こちらからかけられない。あとあと不便なのでプリペイドの電話カードを売っている
ところを探すが、空港内では売っていないようだ。
普通コンビニに行ったら売っているので油断していたが、空港のコンビニでは売って
なかった。「仕方ない、着いてから買おう」と思い、搭乗手続きに行く。
3時間前だが、手続きok、キャンセルも遅延も出ていない。
「安心。安心」とロビーに行った。
今回は一日一便、夜便しかないから、もしキャンセルになったら代替手段を探すのが
大変だ。飛行機で一時間と近いわりには他の方法が難しい。
列車で何時間もかけていくか?それもあるかどうかわからない。
夜行バスはあるだろうけど、市内まで探しに行かないといけない。
お金はかかるが、杭州まで新幹線で行って、車を雇って3時間弱くらいだろう。
これが一番確実かもしれない。などなどいろいろ心配していた。
ゆっくり出発ロビーで待っていたが、どうも様子が変だ。
出発するという気配が全くない。
あまりおかしいので、係員に聞きにいった。
「黄山行きは何時に出発ですか」、「10時に到着する。それから準備するから
10時半くらいに出発だろう」
「ええっ???」あまり驚いて何度も聞いたので、係員は言葉が通じてないのだと
思って、英語に切り替えて答えてくれた。
もちろん英語できいても状況は同じだ。
つまり2時間以上遅れるという事だ。
ロビーでは、チケットを見せると、お詫びの印かどうかわからないが、
ミネラルウオーターとお菓子が渡されている。慣れっこなのか誰も騒いでいない。
「まあ、キャンセルにならなきゃいいか」とあきらめるしかない。
それで気がついたが、どこからか来た便が、その機材で黄山に行くのだ。
スケジュールからすると、この黄山に行く機が、上海に引き返すことになる。
そうなると、この機は黄山からくるはずはないから、どこか別のところから来るのだ。
すると、最低、上海、黄山、その他の3か所以上でぐるぐる使いまわしている
事になる。
「すごいことをやってなあ」と感心した。
結局、ほぼ予定通り飛行機は到着して、黄山についたのは12時前。
深夜の到着だ。
雨が原因の遅れだから、明日からの天気も心配だなあ