藍染め屋は東柵街の殆ど東の端にある。
昔の藍染め樽や藍染めの型、様々な道具が展示してあるが、今は全く使われて
いない。しかし、中庭には染めた藍布が何十本も物干しにかけられていて、
風にはためいていかにも藍染屋らしい雰囲気を作っているが、これは観光用に
雰囲気作りをしたものだろう。物干しのものも売っているものもここで作られた
ものではなくて、近くの藍染め工場があって盛んだという桐郷あたりのものに
違いない。多分、昔はこの村で藍染めが盛んだったというのも本当か嘘かわから
ないがそれはどうでもいい。
事情があって藍染布を買いたいのであればいいのだ。
値段は上海よりは安いがそこそこ高い、まけへんという。しゃあないなあ。
大体東側はこれで終わった。
今更、来た距離をもういちど歩き戻して元にもどるのはかなり面倒だ。
「出てしまって車を呼ぼう」
「運転手はわかるかなあ?」
こういう時に明確な目印がないとなかなか伝わりにくいのだ。
向こうも初めてだから、「東柵の東の端の門のとこやで」というても分からない。
大した目印もない。
いろいろ試しているうちに何とか伝わったようだ。
待っているうちにあたりをみていると、ここはバスターミナルなのだ。
どっからかバスで来るとここに来る事になるのだ。
それに、西柵街に行く無料の小型シャトルバスのようなものがある。これからは
安くくることができそうだ。
見渡してもこの辺には食事できそうなところがない。西柵街の辺りまで行って
昼飯にしよう。
江南の旅、浙江烏鎮ー03
- 2010年12月10日
- 浙江蘇、安徽他/黄山、古鎮、墨硯紙筆
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