中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-31、諸葛八卦村ぶらり

昼ご飯を食べる前に諸葛八卦村をぶらりと一回りしていた。

syokatu160217-1

ある家の中では、その家も諸葛さん。あの家も諸葛さんなんやけど、特に、諸葛
孔明何代目かの直系の人らしいが、黙々と机に座って字を書いてはった。

syokatu160217-2

前来た時は半切の書を書いてはったようやけど、同じ人かどうかは分からない。
何せどの人も諸葛さんやから、同じ人であろうと違う人であろうと同じ事なのだ。
彼方此方の壁に扁額や書としてぶら下がってる文章がある。この方もそれを沢山
書いてられるけど、「誡子書」と言うやつだ。

syokatu160217-3

諸葛孔明が子孫の為に残した文章らしい。こんな事を書いているらしい。
「夫君子之行、静以修身、倹以養徳。
非澹泊無以明志、非寧静無以致遠。
夫学須静也、才須学也。
非学無以広才、非志無以成学。
滔慢則不能励精、険躁則不能治性。
年与時馳、意与日去、遂成枯落、多不接世。
悲窮虜守、将復何及。
ようわからんけど、こんなキーワードで描かれているらしい。
何事も静に落ち着いて
質素倹約
調和を持って
謙虚に学ぶことを忘れずに
なるほど、ええこと書いてはる。
でも、今、日本、いや世界中に押し寄せてる中国の人達ってこんな言葉を良し
とする感覚を持ってはるんやろか?
悪気は無いんやろけどかなりやかましい。
謙虚なんかもしれんけど、かなり自己主張が強いようだ。
さてさてどうなることやら。
鐘池の周りでは洗濯をしてはる。

syokatu160217-4

巴の半分、水のない部分でも何か洗い物を。

syokatu160217-5

生活感丸出し。

syokatu160217-6

見てる分には、その姿が絵になったりするんやけど、現実の暮らしは大変やろ
なあって思う。

村全体を保存せなあかんとなったときに、生活スタイルにもいろんな制約がか
かってしまったんとちゃうやろか?

syokatu160217-7

村の全容を見てみよう。
こんだけ、白い壁と瓦の屋根がびっしりあるとなかなかのものだ。この中を縦横
に八卦の道が走ってると言うことか?

syokatu160217-8

ご飯を食べた後、何かお土産を買いたくなった。歩いてるうちに木工細工の店
が多いのに気がついたのだ。どうやら楠を加工してるらしい。ええ匂いがする。
簡単なもんやったら買ってみたいと思う。
しかし、どの店がええかようわからんうえに時間があんまりない。そこで、昼
ご飯を食べた「古街飯店」まで戻ってご主人に紹介してもらおうと思った。
快く紹介してくれたのがこの店だ。

syokatu160217-9

なかなかよさげなものが一杯おいてある。

syokatu160217-10

よすぎて買われへんもんも多いけど、簡単な壁掛け板状の木彫りもある。
しかも楠のよい香りが漂っている。
皆でよってたかって超ミニ爆買いをしてしまったかもしれん。
しかも値切り値切りでだ。
謙虚さはどうなったんかな?
こんな風景大好きだ。絵になるなあ。

syokatu160217-11

小雨の中を諸葛八卦村に別れを告げる。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。