昼ご飯を食べる前に諸葛八卦村をぶらりと一回りしていた。
ある家の中では、その家も諸葛さん。あの家も諸葛さんなんやけど、特に、諸葛
孔明何代目かの直系の人らしいが、黙々と机に座って字を書いてはった。
前来た時は半切の書を書いてはったようやけど、同じ人かどうかは分からない。
何せどの人も諸葛さんやから、同じ人であろうと違う人であろうと同じ事なのだ。
彼方此方の壁に扁額や書としてぶら下がってる文章がある。この方もそれを沢山
書いてられるけど、「誡子書」と言うやつだ。
諸葛孔明が子孫の為に残した文章らしい。こんな事を書いているらしい。
「夫君子之行、静以修身、倹以養徳。
非澹泊無以明志、非寧静無以致遠。
夫学須静也、才須学也。
非学無以広才、非志無以成学。
滔慢則不能励精、険躁則不能治性。
年与時馳、意与日去、遂成枯落、多不接世。
悲窮虜守、将復何及。
ようわからんけど、こんなキーワードで描かれているらしい。
何事も静に落ち着いて
質素倹約
調和を持って
謙虚に学ぶことを忘れずに
なるほど、ええこと書いてはる。
でも、今、日本、いや世界中に押し寄せてる中国の人達ってこんな言葉を良し
とする感覚を持ってはるんやろか?
悪気は無いんやろけどかなりやかましい。
謙虚なんかもしれんけど、かなり自己主張が強いようだ。
さてさてどうなることやら。
鐘池の周りでは洗濯をしてはる。
巴の半分、水のない部分でも何か洗い物を。
生活感丸出し。
見てる分には、その姿が絵になったりするんやけど、現実の暮らしは大変やろ
なあって思う。
村全体を保存せなあかんとなったときに、生活スタイルにもいろんな制約がか
かってしまったんとちゃうやろか?
村の全容を見てみよう。
こんだけ、白い壁と瓦の屋根がびっしりあるとなかなかのものだ。この中を縦横
に八卦の道が走ってると言うことか?
ご飯を食べた後、何かお土産を買いたくなった。歩いてるうちに木工細工の店
が多いのに気がついたのだ。どうやら楠を加工してるらしい。ええ匂いがする。
簡単なもんやったら買ってみたいと思う。
しかし、どの店がええかようわからんうえに時間があんまりない。そこで、昼
ご飯を食べた「古街飯店」まで戻ってご主人に紹介してもらおうと思った。
快く紹介してくれたのがこの店だ。
なかなかよさげなものが一杯おいてある。
よすぎて買われへんもんも多いけど、簡単な壁掛け板状の木彫りもある。
しかも楠のよい香りが漂っている。
皆でよってたかって超ミニ爆買いをしてしまったかもしれん。
しかも値切り値切りでだ。
謙虚さはどうなったんかな?
こんな風景大好きだ。絵になるなあ。
小雨の中を諸葛八卦村に別れを告げる。
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ありがとうございました。