中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-32、杭州に戻り、京杭運河へ

諸葛八卦村でちょっとゆっくりしすぎたかもしれん。杭州へ戻るにつれて夕方
のラッシュ渋滞に巻き込まれつつある。これから向かっているのは京杭運河だ。
北京と杭州を結ぶ総延長2500キロメートルの大運河なのだそうだ。昔はこの水
の道をたどって北京の皇帝が江南へ巡航するなんてことも度々あったそうな。
特に清の乾隆帝は江南の風景や食べ物がお気に入りで、何度も行幸されたと言う。
その運河はどうやら今でも機能してるらしい。
わしらも皇帝になった気分で川を下ってみたい。観光用巡航船も運行してるら
しく、何日かかけて北京から蘇州や杭州を巡るのもあるらしい。けど、ちょっと
だけやったら物珍しくてええんやけど1日乗ってたらきっと飽きると思うし、
まして何日もやったら途中で乗ったり降りたりしても間が持たへんやろと思う。
すると今回、ごく短い区間やけど観光船やなくて、通常の渡し船として普通に
運行してるやつがあると聞いたんで、早速試してみようというのだ。
ガイドさんがちょっと焦り始めた。
このまま渋滞が続けば最終の船に間に合うかどうかかなりきわどい事態になっ
てきた。わしらも一緒に焦るけど、車の中で焦っても何もできへん。運転手さ
んにプレッシャー与えるだけなんやけど、運転手さんは冷静に裏道を巧みに選
んで結局20分ほど前に到着してくれた。

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ありがたい。まだ少し周りを見渡す余裕がある。

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橋を渡って向こうに行ってみよう。

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大きな運河だ。
橋も大きい。
そろそろ夜のライティングが始まってる。
綺麗だ。中国の人達はライティングが大好きだ。

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しかし、うかっとはしてられへん。
「船がでるぞっ」ていう雰囲気が始まった。

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急いで乗らんとあかん。けど慌ててはいかん。降りる人が先だ。
路線バスみたいな運航の船やから値段は安い。たしか一人2元? 定かでは無い。
席は自由なんで窓側に座って写真を撮る。お客さんも殆どわしらだけだ。

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カメラは努力はしたようやけど何せ暗いんでぼけぼけはやむを得ん。

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時には、昔の南宋の時代を思わせるような雰囲気もあれば、

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しらっとした今の風景もある。

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意味のわからん雰囲気作りもある。

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それでも、初めてやからつい見入ってしまう。

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わずか30分ほどの旅やったけど、殆ど退屈することはなかった。

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ついた所は大都会。今時の若者達が集まる繁華街のようだった。

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こういうところはわしのような爺さんには殆ど関係ないんで、この地に留学し
てた時も来たことが無かった。

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新鮮な驚きだ。

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ありがとうございました。