黄山、三清山の旅-29

安徽の古鎮、呈坎村
三清山からおりて、一気に屯渓の街まで帰ってきた。
昼ご飯を食べてもまだ時間がある。
飛行機の出発はなんと夜の10時半頃だ。
「それでは、近くの古鎮に行ってみようか」という事で
二日目の古鎮巡りの時に行けたら行こうと調べておいた、潜口村
呈坎村に行くことにした。
問題は空模様だ。本日の天気予報は豪雨となっている。おまけに
雷もあるそうだ。
帰りの飛行機がでなかったらどうしよう。ここの天気がなんとか
持っても上海から飛行機が来るので上海の天気が悪かったらやっぱり
欠航になってしまう。
だんだん、曇って雨がふってきた。
潜口村に着くころは土砂降りだった。雨のなかぬれ鼠になって潜口村の
古民家を回ったが見た気がしない。ようやく車に逃げ込んだ。
その頃から又雨脚がゆるくなってきている。
呈坎村についた頃は殆どやんでしまった。
「ガイドはどうする?」と聞かれたので、「ちょっと見るだけやから
いらん」と断った。「中に入ったらでられへんで」と言うが、
「入らんからええよ」
それで、外から写真をとっていたが、
「ちょっとだけ入って出てこよか?」
「ちょっと入って、その先を回って元にもどったらええやん」
と頭のなかで思いながら、すすむが、道が微妙に曲がっていて
方向感覚がつかめない。しかたないので、「出口はどっち?」と
聞き、聞きしてやっと外にでたら、入ったところと全く違うところにでた。
此処も八卦の配置で、入ったら出られないようにしているそうだ。

この村自体も元、明の古鎮がまとまって残っていておもしろいが、
そとに出たら普通の生活。こっちの方が味がありそうだ。

結局、かなり時間があまったが空港を目指す。
早い目について、荷物を整理して着替えもしてさっぱりしたいものだ。
しかし、飛行機はどうなる?
キャンセルはでてないから一応安心か?