悲しい北京、重慶の旅9ー石刻のある村

ぼんやり見てると、ただの石像の群れだが、じっくり見ていると中々面白い。
とても味のある石像ばかりだった。
どうして、こんな辺鄙なところに、これほどのものが次々と造り続けられたのだろう。
驚くばかりだ。
広大な中国各地のところどころに、このように仏教の史跡が集まっているのは、
中国での仏教の力というものを考えてしまう。こういう力が、日本にも及んで
日本の仏教もあるのであろう。
それが今では、中国の仏寺に行ってもは道教と共存するような、
一見「わけがわからん」と思える時もあるので不思議なものだ。
この村は石刻の守護寺のような「聖壽禅寺」の門前町になっている。
古くからある村らしく、色々なものが古びていて雰囲気が好い。
これは、石刻の入り口近くにある塔。
この屋根のそりがやっぱり中国的だ。

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こういう橋、苔のある道はなかなか好い。
水墨画のパーツに使いたいので、憶えておかないといけない。
さりげないが、良い風景だ。

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そして、老街。店はあるが、適当にやっていると言う感じで、
がんがん声をかけてくるわけでもないし、静かなものだ.

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