莫言と言えば、張芸謀の初監督作品にして出世作の「赤いコーリャン」の原作
を書いた人だ。石壁にその書を刻まれるというのはちょっとイメージがちゃう
ようやけど中国ではなんでもありなのだ。
本日は雁蕩山の見所全部をまわるわけには行かんのやけど、そこそこのところ
を効率よく見て回って明日は別の所に行くつもりだ。で、霊岩景区はこれくら
いにして大龍湫というところに向かう。
というからには大きな瀧があると思われる。霊岩景区にもそれなりの瀧があっ
たんでこんどはどれほど凄いか楽しみだ。
でも、最近は地球温暖化現象の影響なのか中国の瀧で有名な風景地も水量が乏
しい場合が多いんでがっかりする事がある。
ナイヤガラに匹敵するなんて言ってる貴州にある黄菓樹大瀑布を見に行った事
があるけど、やっぱり水は相当少なくってナイヤガラどころではなかった。
武夷山に行ったときも、岩壁からなだれ落ちる瀧を期待して見に行ったけど、
全く水が墜ちてなかった。
又、あるとき、廬山に行った。ここは枕草子の「香炉峰の雪」の香炉峰と共に
有名な李白の「望廬山瀑布」、飛流直下三千尺、疑うらくはこれ 銀河の九天
より落つるかと・・・・に出て来る大瀑布を滅茶苦茶期待して見に行ったんや
けどここも残念ながら水が涸れてチョロチョロやった。
では大瀑布を見に行こう。
ここは殆ど平らやけど山道を少し歩かんとあかん。
最初にどこでもそうやけどお店が並んでいる。そして思わせぶりな風景が。
芋の干したのを売ってる。
盆栽も
ちょっと変わった土産物風景だ。普通ではこんなん売ってへんから面白い。
なかなかの奇岩やなあ。
虎の威を借る狐やって?
キツツキやって?
これかな?
いろいろ面白い名前をつけてはる。
で、大龍湫についたようだ。
やっぱり水が殆ど無い。落差で中国最大っていう話もあるのに、
しらっとしてる。
けどよう見たら、何かある。
ちょうど強い風が吹いていて、その風に瀧があおられて、水しぶきがうねって
波のように揺らめいている。水しぶきのオーロラのようだ。
時には日の光が反射して虹のようになったりしてる。
とても印象的だ。
これを見ると水がごうごうと落ちているより面白い眺めかも知れんと思う。
滝壺も乾いている。
舟も役に立たん。
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ありがとうございました。