悲しい北京、重慶の旅17ー北京、天壇

北京には、皇帝が祭祀を行った場所が沢山ある。天壇、地壇、日壇、月壇、
などなど。それぞれがどうでどんな意味があるのかよくわからないが、
暦と陰陽五行の考えに深く関わるものだと思う。
だから、その規模や場所にもそれなりの決まりがあるのだと思うが良く分からない。
それで、ここは天壇。年に一回、春節の頃、皇帝が天に五穀豊穣を祈るところだそうだ。
この建物の形はかなり特長的だ。
天と宇宙を表す「円の形」と陰陽の陽の数、「9」がキーワードで建物が造られているようだ。
メインの「祈年殿」

tendan2090309-1

公園全体は、広大で、夫々の祭祀殿がこれまた広大な石畳の通路で結ばれている。

tendan2090309-2

皇穹宇というらしい。何の祭祀をするんだろう。
回音壁というのがあって、この円形が音をうまく反響するという事だ。
学生達がきて、「○×△・・・・・・」と何事かを大声で唱えていたが、
さしたる効果はわからなかった。
こんなのは絶対、日本の技術の方がすごいよね。

tendan2090309-3

tendan2090309-4

ここは、圜丘壇というそうだ。
宇宙の運行を表現したものだと言う。中央に天心石というのがあって、
この上に立って、声を発声するといい声になると書いてあった。
観光客は順番を待って叫んでいた。

tendan2090309-5

たまにはオーソドックスな観光もしてみないとね。