ホテルを出てタクシーは宮古の駅までやってきた。途中の風景は未だに震災
の爪痕が生々しい。
三陸鉄道北リアス線の駅はJRの駅の更に右の奥の方にある。
今日の予定はこの鉄道に乗って田野畑という所まで行って、陸中海岸の絶景、
北山崎断崖を見に行くのだ。そこから又、宮古まで引き返して、バスで盛岡
まで行って、新幹線で仙台、ピーチに乗って大阪に帰るという段取りなのだ。
調べて見たら北リアス線を終点まで行っても仙台まで行く列車は同じになる。
でも途中、途中の待ち時間が多いんで、昼食時間がせわしない。それよりは、
宮古で昼飯食った方がええやんかと考えたのだ。
チケットを買おうとしたら、帰ってくるんやったら往復券を買った方が安い
と教えられた。なるほど。
さて、電車に乗ろう。
やっぱり撮る鉄さんたちも乗っている。
それでも車内は閑散としている。これやったら、南北全面開通には積極的に
なってくれへんやろなあと残念に思う。
さて、定刻に出発だ。天気が良いんでポカポカと暖かい。ここまで来ると、
雪は全く無くて暑いくらいだ。ちょっとの差がえらい差なんやなあ。
北リアス線は北に向かう。
残念ながら窓外の景色はあまりよくない。殆ど谷の間かトンネルの中を走る。
日本有数の陸中海岸沿いを走ってるはずやのに見えへんのだ。
程なくして田野畑に着いた。
こちらのご夫婦はどちらに行かれるんやろ?
駅は小高い丘の上にある。
と思いつつ駅舎を出たら、津波到達地点の碑があった。
震災碑も
こんなとこまで来たんかと驚きながら下を見ると港が見えた。
なるほどあそこから一気に押し寄せて来たんか。
駅前にタクシーが待っている。ここから北山断崖までは乗り合いタクシーで
行くのが便利だそうだ。路線バスはなさそうやしタクシーで行ったら高い。
ということで片道1人800円という相乗り料金を設定してくれているのがあり
がたい。行きは同行者がいないようだ。わしら3人で乗車。北山崎断崖に向
かう。道中、運転手さんが津波の時の話を教えてくれる。
癒えきらない傷跡の残る海岸線を30分ほど走る。
北山崎断崖公園の入り口に着いた。おや先客が1人いてはる。同じ電車で来た
人やと思う。
天気は良いけど風が強いんでけっこう寒い。
断崖に向かって歩くが売店はまだ開いてないし、わしらと後1人以外には観光
客はいなくて寒々としている。
断崖はずっと下に降りて行くらしい。行けば行ったでとことん歩いて行けるら
しい。しかし、帰りの時間が決まってるんで程ほどにして引き返さんとあかん。
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ありがとうございました。