大石田駅に向かう。
さて、そろそろ銀山温泉を撤退して、つぎの目的地、鳴子温泉に向かう。
時間的にはとても余裕がある。ありすぎる。大石田駅で1時間以上待つことになる。
ここから大石田駅までは路線バスと旅館の送迎バス、2つの選択肢がある。
出発も所要時間もほぼ似たようなものだ。それなら無料の送迎バスがいいに決まってる。
バス乗り場は温泉街の入り口の橋を渡って少し上に登ると共同の駐車場みたいな広場が
あって、そこだ。
朝の散歩したコースでもある。
吹雪の中を歩いていく。
もう前も見え辛いほどの吹雪である。歩くのも難儀なくらいだ。
やっと駐車場についた。能登屋の名前が入ったバンに乗り込む。
決して小さくはないバンやけど2台分が必要。やっぱりお客さんが一杯やったのだ。
人数がそろうとすぐに出発。来た時は山形空港からやったけど、今回はJR駅行きやから
道は全然違う。多分? わからんけど?
旅に来たら窓からの風景も楽しみの一つだ。
とは言え、ほとんど見えへん。困ったモンだ。
来る時教えてもらったホワイトアウト状態に近いのではないか。
いつも冬が来る度にこんなとこを運転するんやったらかなわんなあって思う。
スーパーやなんかも見えるけど、さすがにお客さんは来てない。
えらいとこやなあ。
このあたりは芭蕉の「奥の細道」の聖地であるらしいというのは前に書いた。
尾花沢に10日ほども逗留して一句も残してないらしい。
というのは大きな間違い。
「涼しさを我が宿にしてねまるなり」など3句を詠んでいる。(後で調べた)
鳴子温泉の尿前の関から尾花沢に来て、歓待された後、立石寺を見に行って
あの名句、「閑かさや岩にしみいる蝉の声」が生まれ、
その後、大石田に戻って、そこから船に乗って、最上川を下ったのだ。
せっかくそのあたりまできてるんで船着場なんかも見てみたい気がするけど
今はその場所も変わってしまってるのだそうだ。
まあ、それはともかく大石田駅前に到着した。
10時10分すぎ。
電車は12時半頃、一杯時間があるんでここで早めの昼飯を食う予定でいた。
しかし、心配したとおり駅前にはご飯やさんなんかは全く見当たらへん。
駅に蕎麦屋があるらしいけど現在は休業中。
食べログを検索してもやってるかどうか定かではない。
新幹線停車駅とはいえ、こんなもんだ。
やっぱりなあと気が重いまま、駅舎に入って見る。おや、遅れている電車がそろそろ
入ってくる。これに乗ったら、1時間以上早く新庄駅に着ける。
もしかしたら、その次も早い電車に乗れてしまうかもしれん。
もっけの幸い。これに乗ってしまおう。
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ありがとうございました。