先日、重慶近くの大足県の大足石刻を見に行った時の事。
石刻のある山上への参道を歩いていたら、道の両側には
いろんな屋台の店がでていた。煎餅屋、ラーメン屋、焼きソバ屋、
トウモロコシ屋等々だ。この日は、朝早かったので、食事
をしないで此処まで来ていた。こういうのを見ていると、
お腹がグーグーと鳴ってきた。
「ちょっと食べようか」と思い。見ると、煎餅が旨そうだ。
「何の煎餅と聞くと」、「緑豆の餡だ」と言う。
「おいしそう!」だ。
どうも、近所の農家のおばちゃんが家で仕込んで、ここまで売りに来てる
という感じだ。
日本で言う「おやき」に近い。「おやき」は焼いているが、これは油で
揚げている。揚げたてをほおばると、「うまい!」
豆を煮込んで練り上げた餡が素朴な甘さだ。
1個3元だからそれ程安いわけではないが、まあいいではないか。
帰りにも、同じおばちゃんからつい又買ってしまった。
旅に来ると、こういう小吃に出会うのが、大きな楽しみだ。
毎週水曜は食べ物に関する話です。