中国、江南、浙江の旅-11、玄妙観の朝と夜

蘇州第一夜の夜が明けた。
ちょっと早く起きて、朝飯を食うとこを探しておきたい。ここでもホテルの飯
は高いんでパスした。上海の朝みたいに路上で売ってる屋台で何か調達したら
ええやん。絶対その方がうまいんやからと思うからだ。
さて、表に出ると、えらい朝霧が立っていて、一面、もやもやだ。
これやったら、玄妙観のあたりはこの霧の中でええ感じになてるやろなあ。
朝飯屋さんを探すついでにそこらあたりまで行ってみよう。

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ホテルは、買い物や食事に都合がええように蘇州一の観光スポットである、
玄妙観のそばにとってあった。川の側だ。
その川に霧がたってええ感じだ。まるで水墨画を見てるようだ。

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このまま真っ直ぐ行って、あの橋の更に2ブロック向こうを左に曲がると玄妙観
に行く道に出る。
玄妙観と言うのは蘇州で一番の道教のお寺だ。参詣に来る人も多いし、見物に
来る人も多い。
朝早いんで中には入られへん。
その門の前までくると、広場で太極拳をやってはる。中国では、朝早くに、ど
っか広場のあるところに行ったら必ず見られる風景で珍しくもなんとも無いん
やけど、この霧の中ちゅうのが面白い。

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銅像も一緒にやってはるみたいに見える。

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なかなかええなあ。
朝早く来てよかったわって思う。
来る途中の商店街まで戻るとこんな感じだ。

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店はどこも開いてないし、あく気配もない。
実はこれを恐れていたのだ。観光地やから夜は遅くまでレストランでも食堂で
も、屋台でも何でもやっている。
因みに夜はこんな感じやった。

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しかし、朝早くからは多分やってないやろなあとは思っていた。
しかし、豆乳や包子を売る店が1、2軒くらいは開いてると期待してたんやけ
ど、いくら探しても見あたらない。
因みに夜の玄妙観はこんな具合だった。

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夜遅くまで見物客が絶えない。

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これが朝になると、太極拳チームしか居てはらへんのだ。
どうしよう。
さっきの霧がかかった橋のとこまで戻った。
橋を渡ってみよう。
あった。道路の向こうに屋台が店をだしている。
朝飯はあれにしよう。

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