蘇州古園の旅ー3

上海朝の散歩
昨日、晩御飯を食べに行く前に、「蘇州に明後日行こう」と決めた。それで、ホテルに
戻って、「チケット手配できる?」と聞いたら、南京西路にある旅行社まで行けと言われた。
しょうがないから食事前に行ってみたら、これも春節で閉まっていたのだ。
「しゃあないなあ、駅まで行かんととられへん」
知り合いに頼んで駅まで行ってもらうことにした。「とれればいいが」
さて今日は昼過ぎに老師が甫東で大事な用事がある。「それまでどうしよう」
甫東なら、「呉昌碩記念館があるんで、行ってみますか?」ホテルの服務員に大体の
場所を調べてもらって地下鉄に乗った。
「このもよりの駅ってまだ地下鉄できてないよ」、「途中でおりてタクシー乗るか」
しかし、さっき服務員が記念館に電話してた時誰も出なかった。
「そんな無理して行って、休みやったらどうしよう」、前に行ったときも街はずれで
客は誰もいなかった。
「やっぱりやめて他に行きましょう」ということで、とりあえず、上海博物館に向かう
事にした。
人民広場駅でおりた場所が間が悪くて結構遠くに見える。
「あのホテルは、○十年前にできて当時一番大きくて有名やったんや」早速老師は昔を思い
だしていろいろ教えてくれる。
公園の中で人だかりが見える。中年すぎの男女が集まって何やら談合しているようなのだ。
「あれは自分たちの子供の結婚あっせんの談合やで、お互いの履歴や家柄を持ち寄って
釣り合う相手を探してるんや」
「あんな公園で立ち話でですか?」、「新聞に載ってたで」本当かどうかはわからないが
そういう集団が確かにいた。その横では太極拳をする人。ダンスをする人達。
公園の風景は春節中でもいつもと変わらない。
しかし、道がわからなくなった。
「私が上海語で聞いて見るから。きっと土地の人が親近感がわいて親切に教えてくれるで」
かなりの年配の人に、「○△・・・・」と話しかけた。全くわからない。
老人はうなずいて、「ついてこい」というようなしぐさをした。
「案内してくれるそうやで」
今日は好い天気だ。そらはどこまでも晴れていて凧が舞っている。昨日と違って暖かい。
10分程歩いてやっと着いた。
えらい行列が見える。
「こらあかんで」、「1時間以上はかかりそうやね」
「やめとこ」