初日は湖南料理
チェックインを済ませて一幅してから老師に電話をかけた。
「先生どうしてるんですか」
「今、蘇州からそちらに向かっているよ」
「えっ、もう動いてんの?すばやいなあ」ちょっと用事をすませていると、電話が
かかって、「もう着いたよ、お何時ホテルにチェックインした」
ホテルは特別春節らしい飾り付けはしていない。客は多いようだ。何で?ようわからん。
「とりあえず両替をしにいこう」と思ってはたと考えた。「もしかしたら春節で
銀行が休みかも知れん」、「そら十分ありえるなあ」淮海中路を歩いて見る。
やはりここは人が多い。しかし、主要な店は閉まっている。銀行も。
「あっちゃ、閉まってる」もう一軒行ってみると、「よかった開いてる」
春節は気をつけないと両替すらできない事になる。ついでにこれも開いていた本屋に
寄って予定の本を物色。店の外は地下鉄の通路だ。少数民族の人が地べたに小物屋を
広げている。
「こういうのって少数民族には規制がゆるいみたいやで」少数民族対策って結構
大変なんやなあ。階段を上がって地上にでると日が暮れかけている。
「ちょっと早いけど食事にいきますか」
閉まっているかもしれないのであまり特別なところには行けない。
「滴水洞に行ってみよか」近いから、行って見て閉まっていれば行き直せばいい。
ここは湖南料理で有名な店だ。階段を上がっていくと、広い店内に空き席は十分あるが
客もかなり入っている。いつも日本人や欧米人の客が多い店だ。美味しいがそれより
辛さで有名な店なのだ。
全体に木目調で民家風のしつらえになっていて落ち着ける。店員の応対もよい。
「先生辛いのいけますか?」、「大丈夫」というが実は余り大丈夫ではないのを知って
いる。二人で選んで、まあまあ折衷案ができあがった。
やっぱりここの魚頭はうまい。私はこの店ではこれがいちばん好きだ。
麻婆豆腐も良い辛さだ。今日は野菜がうまい。
結局えらい沢山食べてしまった。
どっかでカロリー使わんとあかんな。
店名 滴水洞
業種 湖南料理
住所 上海市茂名南路56号
電話 (021)62532689
営業時間 11:30〜22:30
言語 中国語
メニュー 中国語、絵メニューあり