さてお腹が一杯になった。もうちょっとだけうろうろしてから桂林へ戻ろう。
山の中やから平坦な道は少ない。広い道も少ない。細い道を家と家の裏手の辺
りに行きつ戻りつしてみる。
ある古びた家の庭に甕のようなものが置いてある。
「あれ何やろ?」
「酒甕ちゃうやろか?」
「あんなんで熟成した古-い酒って美味いやろなあ」
「老バイヂュウちゅうわけやね」
そう言えば、西安に旅行に行った時に、東北餃子の店に行ったら、甕に入った
バイヂュウの量り売りを飲ませてくれたことがあった。
日本酒でも樽で酒を飲む機会があったらとてもおいしい。人間でも飲みもんでも
時間をかければかけるほどええ味をだすもんなのだ。
昔の水墨画や日本画なんかに仙人が出てきて酢の甕に指をつっこんで味見でなめ
ていると思ったら酒の甕だったというような画をみたことがあるけど、そういう
一場面を想像してしまった。
やっぱりこういうところは一泊くらいして、日がな酒でも飲んで暮らしてみるの
がおもしろそうだ。
と言うても、まあこれも唯の水がめかもしれんけどね。
もうちょっと行くと豆腐屋さんがあった。これって日本の豆腐屋さんとそっくり
やんか。
うまそうやね。冷奴で生で食って大丈夫やろか?
そういや、さっきの食堂で観光客が食ってたなかに豆腐があった。「ここの名物
やで、おいしいよ」って言ってた。残念ながらもう沢山注文した後なんで、食べ
るチャンスがなかった。悔しい。どんな味やったんやろ。四川省の豆腐もおいし
かったから田舎の素朴な豆腐っておいしいに違いない。
もうすこし行ったら、来るときに見た学校があった。
和平郷平安村小学校と言うことだ。
青少年達がすくすく育って平和な気持ちを育ててお互いに仲良くしませんか。
そろそろ帰ろうと村の外れまで来たらお茶屋さんがあった。
この辺に茶畑もあってわりと有名なんだそうだ。
本格的にお茶をたてて試飲させてくれる。
お茶を飲ませてもらってお茶を買う。
なかなか爽やかでパンチの効いたおいしいお茶であった。
さて、桂林に戻ろう。
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