桂林2007の想い出-13、お昼は竹筒飯

棚田を見ながら山を上がったり下がったりしてるうちに腹が空いてきた。時間
もちょうど昼飯時だ。
歩いていてもいい匂いがしてきた。ふと見ると竹を焼いている。
正確には竹に米を詰めて焼いているようなのだ。

こやって火の中に竹筒を入れといたら、自然と中の米が蒸し焼きになるんやろ
なとわかる。それにしてもあの横に置いたある猫のゲロみたいやなつは生米な
んやろか? かなり清潔さに疑問を感じるなあ。
と言いつつも見た目ほどは汚くはないんやろ。熱も十分かけるし、食うだんに
はお腹こわしたりはせえへんと思う。
村のあちこちでこんな風景をみかけるから全く普段のなりわいなのだ。
それで、村の繁華街というのも変やけど食いモン屋さんとか土産モン屋さんが
集まったあたりがあって、どこでも同じやろと一軒の店に入った。
さっきまで観光客なんか見たことなかったのに、えらいもんやここでは1、2
組の観光客が飯くってるやないか。
他にも居てるちゅうのは安心と言えば安心やね。
それで、ビールでも飲みながら注文する。奥の方の瓶の中に、なにやら妖しげ
なもんが詰めてありそうなんで、聞いたみたら、蛇やら、蜥蜴やら何やらえた
いの知れんモンをバイヂュウ(白酒)に漬けてあるんやそや。
「どや! 効きまっせ!」と薦められたけど気持ち悪いんで遠慮した。
さて、最初にやってきたのは山菜炒めだ。
蕨やぜんまいニンジン、ピーマンなんかとベーコンを炒めたもの。
このベーコンと言うのは自家製で豚肉の塩漬けを軽く燻して干したものだ。中
国の田舎でよく見る。田舎では高級品なのだそうだ。ちょっと脂濃いけどスモ
ーク臭がしておいしい。

次は魚と野菜のスープ。あつあつの湯気でよう見えへんけど、川魚だ。

ちょっと癖があるけどおいしい。お腹がいっぱいになる。
それで、これこれこいつや。
さっき竹を焼いてたやつ。この地方の名物らしい、竹筒ご飯だ。

もち米に小豆が入ってるんやね。これは美味いわ。さっきの汁の事は思い出さ
んとこ。
次は筍(破竹?)と卵の炒めたの。

これもおいしい。筍の食感がええね。卵の味も濃いような気がする。
これって青梗菜のような?ちょっとちゃうような。

おいしい。
鶏も竹筒に入ってやってきた。

これは又格別なおいしさだ。地鶏は味が濃いんやね。
まさかさっき歩いてたやつとちゃうやろねえ。
しかし、もう満腹で入らへんやんか。


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