桂林2007の想い出-1 桂林到着

さて最近旅に行ってないから旅ネタがない。ネタがないほど行ってないのは寂
しいではないか。それで今までの旅を少々想い出してみた。やっぱり中国が多
いなあ。今はちょっと中国に気軽に行こうという気分に成り難い状況やから、
自然と旅の回数も減ってるような気もする。残念なことではないか。それに最
初の頃のブログを見てると一つ一つの旅に対する記事が少ない。見るほうは、
少ない方が簡単でええやんと思うのかもしれんけど、旅の情報を知ってもらう
にしては簡単すぎるものも多い。
それで、書き直すというよりはもう一度旅をした気になって書いてみたいと想う
ようなものもあるような気がした。桂林の旅なんかはその一つだ。
それに水墨画を習い始めてすぐのころだった。「まるで水墨画のような景色」を
目当てに旅に行ったんやけど、「まるで水墨画のような景色」をあまり水墨画に
もしなかった。そういう心残りもある。
それなら画も、も1回描いてみようかな。

さて2007年2月10日、北京から桂林に到着した。(もう6年も経ってしまった)
7:50-11:30 CA1311 1470元
今やったら上海経由にしたやろね。大阪から北京は中国旅行のハブにするには相
当不便になってしまった。いやむしろ桂林に行くなら香港や広州経由にした方が
便利に違いない。
広西壮族自治区、桂林両江国際空港は市街地から西に30kmほどのところにある。
天下一の景観を誇る観光地の空港にしてはかなりローカルの色が漂っていた。

南国とは言え、かなり寒い。
早速タクシーを捜す。今なら車や列車を事前に手配して行きたい所へは間違いな
く行けるようしておくんやけど、この頃は中国旅行も始めたばかりでどうしたら
ええかもわからん頃だったんで何時も行き当たりばったりやった。しかし、もし
かしたらそっちの方が波乱があって楽しかったかもしれん。

どこの国のどこの都市でも空港のタクシーは気いつけんとあかん。必ず正規の乗
り場を探して乗らないと思わぬトラブルに巻き込まれることがある。しかし、正
規の乗り場すらないところもあるんでまあ運次第でもある。
この時の運転手も結果的には少々問題ありであったがこの時点ではわからない。

ごく普通の市街地を抜けて、ごく普通の河べりにやってきた。

それでも木々の形は南国やし、山の形は普通ではない。
「まるで水墨画のような景色」を少々期待させるものがある。
なんか面白いかもしれん。
運転手に「漓江下り、したいんやけど、船あるやろか」なんて相談したもんやか
ら、「あるある、大丈夫、陽朔まで3時間くらいや、わしの知り合いおるから紹
介したるやんかまかしとき」とその後の運転も頼むような雰囲気に持ち込んで来
る。他にあてもないし、漓江下りの船の予約もしてないんで、昼飯、晩飯の案内
も含めて「全部で350元でどや」というあたりで交渉成立となった。
後でよう考えたら決して安くは無い値段だ。
あの「まるで水墨画のような景色」は漓江下りで見るんやそうやから川を下らん
と意味がないのだ。
しかし、この運転手、なかなか抜け目がなさそうだ。しかもあんまり高い値段を
ふっかけるわけではないんでまあしゃあないと思わせるのも手段の内なんやろ。
船も正規の遊覧船ではなさそうなんで乗る前によう確かめよう。

まあとりあえず桂林、甲天下(天下第一)の景観を味わう準備が整った。


より大きな地図で 桂林空港 を表示

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ありがとうございました。