中国、南潯遊(杭州日記の続き)-05 舟の窓から

舟の上にいるととても中国にいるとは思えない静かな時間が流れていく。

おばちゃんが舟をこぐギィー、ギィーと言う音がゆったりしたリズムで聞こえ
てるだけ、時々何か喋ってくれる。それなりに気を遣って説明したろと言う気
持ちなんやろけど、よう分からへんのが半分、あんまり興味ないんが半分でど
うも聞いてないなと分かって来たんかだんだん喋りはらへんようになってきた。

運河は縦横整然と交差してるわけではなくて、時にはくねくれと曲がって行く
んでその度に景色のまとまりが変わっていくようで面白い。

河べりの変化も面白いが、水の中にも生活があるかのように水面に映った景色
の変化も又面白い。

モノを売るだけの店ばっかりではなくて、時にはレストランもあるし、お酒を
飲むところもあるようなのだ。

瓢箪は縁起モノなんやろか、赤い紐をつけて売られている。真ん中にえらい大
っきい瓢箪があるやんかと思てようみたらおっちゃんの頭やった。
上半身はだかのおっちゃんがかっぽしてるのは中国らしい。

似た様な景色であるけど舟に揺られて見てたら見飽きへんのが不思議なんやな
あ。

このおっちゃん気持ちよさそうに寝てる。

横にあるのはベビーカーみたいやけど赤ちゃんがいるんとはちゃうみたいや。
食いもんがのってるで。何か作って売ってる?
そうでもなさそうやし。ようわからん。

大きなお寺にさしかかった。
廣恵宮? 道教のお寺なんやろねえ。えらい立派やんか。

亀が石碑を背負ってんのは常道やけど、えらい間延びした亀やなあ。

やっぱり時間がゆっくり流れてる。


より大きな地図で 南潯の運河 を表示

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