杭州お絵かき勉強日記-012 安徽古鎮へ一日旅、宏村村へ

宏村に着くと、もういきなりばらばらになってしまった。何時集合も言われてない。
まあ、こんな適当な団体行動もすっかり慣れてきた。われらも適当にやろう。
日本人同士だけで固まるのは見苦しくてあまり好きではないが、来たばかりで他に知り合いも
いないし、言葉に堪能でもないし、無理にいこじになる必要もないので仲良く行動する。
宏村は大きな池のある村だ。内にも外にも池がある。
いきなりなかなかいい感じだ。

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あひるも仲良く泳いでいる。

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池の辺には一杯画学生がならんで写生をしている。
いろんな画を描く人がいておもしろい。油絵もあるし、水彩画もあるし、水墨画はないが、水墨画の
下絵をおもわせるペン画をものすごく綺麗に書いている若者もいる。楽しそうだ。彼らも遠足気分やね。
「ええなあ」、本来なら、こんな横にならんで写生してると期待していたところだ。
見学なんかやめてここで写生しようかとも思ったが、勝手な真似もできないので先に進む。

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中に入ってもあちこちで写生している。
そのほかは、前の西逓村と同じように、微妙にまがった路地の具合が味があるといえば味がある。
しかし、さっきさんざんみたからちょとあきたなという感じでもある。
村全体が観光化されていて、人は住んでいるが観光で生きているのだ。
おばあちゃんが普通にすわっているのすら観光になっているとよく理解している。
その姿をみなが写真にとっても何も言わない。カメラ目線ではないが、微妙に意識しているのがちょっと
気にくわない。まあこっちの勝手ではあるが。
こんな景色好きやけどね。

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路地を巡りながら更に奥にいくと村の中の小さな池の辺にでた。
池のまわりは古い土壁と瓦屋根の家がならんでそれが池に移っているすがたがなかなか画になりそうだ。
しかし、それよりも、このおばあちゃんがいい。
観光客がまわりをわいわい通っているのを知らん顔して、むっつり座っている。
そのむっつり顔が私は気に入った。
これは後で画にかこう。

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池の周りをまわると、表に調理場があって横に旅館みたいなのがあった。面白そうなので覗きこむと
見るからに好々爺という感じのおじいさんがでてきた。なんだかんだ喋ってると、これはわしが撮ったんやと
この「月沼」の風景をアルバムにしたのを見せてくれた。人がいないいい時間にいろんな感じで撮っている。
なかなか上手やんかと思った。おじいさんはごきげんな赤ら顔で、かなり儲けたような余裕の笑顔がとまら
ないという様子であった。一泊100元強。こんどはこんなところに泊まってもいいなあ。

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こんな調理場で飯を作ってもらって食べらおいしいのだ。
それは何となく見たらわかる。

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ありがとうございました。