四川省、ミニSLの旅、芭石鉄道を行くー06、旅客列車が来た

飯を食ってビールも飲んで良い気持ちでゆっくりしていたら、又、「ボーーーォ」という
音が鳴った。時間を見ると、9時半にここを出た列車が終点の芭蕉溝駅まで行って、引き返してくる
時間だ。蒸気機関は同じ型のようだが今度は客車を繋いでいる。
プラットフォームは一気に賑やかになった。
写真を撮る人が一遍に集まってきた。

ressya11097-1

運転しているのはあいかわらず上半身裸のお兄さんだ。
まあ、こんだけ暑いと服なんか着ていられないだろう。
1両目は、観光車両のようだ。もちろんエアコンはないが、それなりに小奇麗で椅子もある。
窓を開けて走っていれば風もくるだろう。

ressya11097-2

その後につないだ3両は一般車両。地元の人達が利用するやつなのだろう。
「これはキツイなあ」

ressya11097-3

窓は小さいし、椅子なんかも無さそうだ。
荷物や家畜なんかも一緒に積み込みそうだ。
これで1時間も旅をすることを考えると、見てるだけで発狂しそうだ。
「観光用のチケットを買えないとえらいことになる」
乗客が皆おりると、暫くは整備タイムのようだ。
待合室で待つ人以外は、又、いなくなった。
我々は、待合室に行ったり、その外の広場の木の下にいったりして時間をつぶす。
どこに行っても暑さは変らない。
これで列車に乗ったら、ほんまに熱中症になるんちゃうかと真剣に心配になる。
「水をしっかり持っていこう」
1時近くなっても、待合室に動きはない。もう20人以上人がいるようだが、
チケット売り場は閉まったままだし、先に並ぼうとする人もいない。
「あんまり焦ってないんかなあ」
「どこに座っても暑さにはかわりないからやろなあ」
「チケット買えないという心配はないんやろか?」
いろいろ不安になる。
約1名だけ、チケット窓口の真前にデンと荷物をおいて、順番を確保した気でいる人がいる。
それでも1時になると、売り場前に動きがでた。我々もあわてて代表が1名並んだ。
やっと事務の人が来た。
チケットを売るようだ。
一人、一人に結構時間がかかる。前から順番に連番制で座席指定のチケットをくれるようだ。
一人一枚のチケットではなくて、合計金額に見合ったバラの領収書見たいなチケットをくれる。
一枚だけ何号車の何番ー何番と書いてあるのだけが座席を確保した印のようだ。

蒸気機関車が先頭に回される。回転する場所はないから、ここからはバックでスタートするようだ。
「そろそろ乗れるかな?」と思っていたら、もう一両追加された。
観光車両が追加になったのだ。
客が増えたから追加になったのだろう。中々良いサービスだ。これで乗れない人はなくなった。
しかし、もっと観光化されたらこうはいかないだろう。

ressya11097-4

さあ乗ろう。急に動きが慌ただしくなった。
もうすぐ出発だ。

ressya11097-5

出発駅は石渓駅。

より大きな地図で 芭石鉄道(嘉陽鉄道) を表示

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。