「今年行ったところぐらいは年内に話し終えないと」という事で、ノートをもう少し戻して、4月の蘇州、西塘旅行の話です。
「次はどこに行こうか」
「上海から、蘇州に行く途中に、周荘とか、同里とか言った有名な古鎮があるそうやで」
「じゃ、そこ行ってみようか」
当日の朝、「周荘や同里は観光化しておもろないそうやで、ちょっと手前の西塘てとこは、まだまだひなびてて面白いらしいけど、どうする」
「じゃ、そこいこ」、「運転手さん、西塘というとこへ頼んます」
・・・いつもこんなんでええんやろか・・
西塘はすばらしいところでした。緑滴る水郷の古鎮です。
古い、中国の街の風情がたっぷり残っています。
街中の溢れる緑が、疎水に映えて心を癒してくれます。
近くの周荘とか、同里が有名なので、観光客も少し少なめで良い感じです。
小さな街なので、全部あるいて回ってもそんなに時間はかかりません。
建物の古びかたや、疎水に映った姿が美しいので、大変大変絵心をそそられました。スケッチをしたり、写真をとったり、心楽しい、滞在でした。
中国の観光客の人たちも、三々五々、お菓子を食べたり、食事をしたり、写真をとったり、おしゃべりしたりと楽しそうです。小学生の一団が熱心に写生をしたりもしていました。
のどかな好い風景です。こういう処に日がな一日いると、命が延びるような気がします。
でも、臭いは写真には写りません。けっこうあちこちで臭うんですよ。
あの臭豆腐を揚げるにおいです。
しっかり臭いです。(食べたらおいしいんですけどね・・)