授業を受けていると、先生から、来週水曜に安徽省の古鎮へ一日旅行があると言われた。
もしかしたら、画学生ばっかりのスケッチ旅かいな。これはええなとえらい喜んで期待した。
朝6時出発だ。
おどろいた。バス2台もあるやんか。スケッチ旅行どころではない。聞いて見れば、この美術学院では語学
留学生も受け入れているということで、その人たちも含め留学生全部の旅行になっているのだそうだ。
そのせいか若者が多い。時間が来てもなかなか集まらない。
全く気にしてないようだ。このあとも、トイレ休憩だったり、食事休憩だったり、見学だったり、いろんな
ところで解散、集合があったが、その度に信じられないほど時間がかかる。
いろんな国の人達がいるからそれぞれお国がらがあるのだろう。
たぶん、時間と言うものが存在しない国もあるに違いない。
それでもバスは出発した。安徽省へは、この杭州から直通の高速道路がつながっているが、それでも4時間以上
かかるのだそうだ。
高速とは言え、田舎道ののどかな旅が続く。
高速出口で待っていたガイドが乗り込んできた。今回の一日旅は全部学校持ちだそうだ。バス代、昼飯、晩飯、
ガイド込み。何か贅沢やなあ。
安徽の古鎮といえば、世界遺産、まずは西逓に向かう、がもう11時過ぎだ。先にいったようにいろんなところで
手間取って、というか、誰かに言わせれば、「こういうもんだ」と思わなあかんのだそうだ。で5時間も
かかってしまった。
西逓に入る。ここは前に2度も着たことがあるが、こういう仲間達とくると又新鮮だ。
入り口でガイドが、英語ガイドはこっち、中国語ガイドはこっちと二つに分けようとするが、英語ガイドの方に
行くものはほとんどいない。さすが、みなさんえらい。それでこれも結局うやむやになってどっちについて
行ってもいいことになった。それも最初のうちは皆を集めてなんか説明をしてたが、どんどんばらばらになって
行くのでそれもあきらめてすべて自由行動になってしまった。
ここは、路地を巡る村だ。あっちに曲がりこっちにまがりグニャグニャとどこないつながっていく。
あてども無く行くのは非常に難しい。ちょっとおもしろい路地があって、そっちの奥、そっちの奥と行ってしまうと
いくらでも奥にいって、しまいには村の外れにでてしまう。
勘よく行きつ戻りつしないといけない。
時々、画になるおもしろい路地がある。石とレンガとモルタルの古びた壁が年月の味をだしている。
屋根瓦も面白い
スケッチしておこう。
酒屋がある。いつもならこんなとこで飲んだくれるのだが、今回は団体旅行、自粛しなくては。
おいしそう。こういうのと見るとつい買ってしまう。
「いくら?」、「3元」ちょっと高いけどまあいいのだ。
中に卵が半熟で入っている。おいしい。
又、角を曲がると、筍をうっているおばさんがいた。新鮮でおいしそうだ。
一緒に行った人がいろいろ喋りながらとうとう買ってしまった。寮でどないやって料理するんやろ。
その奥がおもしろそう。ずっと行って右に曲がる。
土壁と崩れかけた屋根がおもしろい。しっかりスケッチしておいて、あとで画に描こう。
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ありがとうございました。