黄山、三清山の旅-23

道教の聖地、三清山
三清山は道教の聖地だという。黄山とは又違った神秘的な奇岩奇峰が連なるの
だろう。
「三清山までは何時間かかる?」、「大体3時間かな?」
「じゃあ、7時出発にしよう」という事で、ホテルの朝食を食べていた。
食べ終わる頃、一人に男が来て、目で人を探している。しばらくすると我々の
ところに来て、「三清山に行くんですか」と聞いてくる。
見たこともない人だ。黄山のガイドは同行しないで、三清山は現地のガイドを
予約している。いったん「違いますよ」と言った。
昨晩のマッサージ屋のトラブルを思い出したからだ。マッサージするときに
「明日は三清山に行く」と口走っているから、「もしかしたら」と一瞬勘ぐった。
しかし、そんな風でもないので、やっぱり迎えの関係かと思いなおし聞いてみた。
今日は運転手が代わるのだという。一応安心して出発だ。
三清山はここから西に200km弱だと思われる。黄山は安徽省だが、三清山は
江西省、少し南に行くと福建省の武夷山に行ける。つまりこういう花崗岩の
巨岩、奇岩、奇峰がつらなる山岳が集まっているあたりなのだ。
江西省の省都、南昌からでも2時間半くらいだそうだ。便利なところにある。
2時間少しで着いてしまった。
運転手とは明日の待ち合わせを約束して、ガイドを待つ。
今日はいい天気だ。だんだんよくなるのかな?明日の夜明けが楽しみだ。
ロープウエーの順番待ちも殆どなくて順調に山上に到着。
普段は慣れない登山が続くので皆足にきている。体があたたまるまでは
ぎくしゃくと歩いている。
「おーすごい」と思わず声を上げる。
やはり黄山よりは奇岩が多い。
コブラだそうだ。

三清の一、東方女神。

三清山の山道は、岩壁に張り付いている。

この岩で世界ロッククライミング大会が開催されたそうだ。
唯一フランスのクライマーが途中の松のところまで到達したという。

おっぱいかな?

昼頃にホテルに到着。
ホテルというより山小屋だな。