黄山四絶というのがあるそうです。
四奇とも言って、奇松、奇岩、雲海、温泉だそうです。
温泉は別にして、奇松、奇岩、雲海を組み合わせて水墨画のテーマにしている画は多いです。
私の水墨画の老師も、こういうお手本を描いてくれます。
それに、松は基本だからきちんと練習するようにといわれ、頑張っていますが、松は難しいです。
ここの松を見ていると、練習が現実感を帯びてきてがんばろうと思います。
黄山は岩山なので、奇岩と呼ぶにふさわしく、大きな岩塊で山が形成されています。
画を描くときは、岩塊の構造を意識して、立体感や躍動感をだすよう教えられますが、見てみてなるほどです。
雲海は残念ながら見ることはできませんでした。
やはり、山頂に宿をとって日没時や日の出の景色を見るべきだと何度も言われましたが、そういうタイミングで霧がたったり、雲海がでたりもするのでしょう。
こういう山は、神秘さも化粧の一つなので、ぎんぎんに晴れた中で見るよりは、雲海がでたり、霧がたったりして薄ぼんやりした中でみるのがいいのだと思います。
でも、今回、実際にこの眼で見たことで、画を練習する時には、今までの違った感覚で描けるのではないかと期待しています。
黄山四絶
- 2007年8月5日
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安徽の文房四宝