玉龍雪山を目前に見上げるあたりに魔界がある。
ちょっと異様な呪術の結界。神秘の世界。
周囲を5、6千m級の山々に囲まれ、見渡す限りの田野の中にぽつんとこういう呪術の結界があると、ちょっと気味が悪い。
東巴文化聖地-東巴神園とうところ、ナシ族の精神文化を伝えるところと謳ってある。チケットを買って、勝手に入ろうとするとすると止められて、神官らしき人がでてきて案内をしてくれた。
真ん中の極彩色の通路を挟んで、左が魔界、右が神界ということだ。
宿舎みたいな棟もあって、ここでの宗教的な暮らしもあるみたいだけど、なんとなくつくりものめいたうさんくさい雰囲気がしないでもない。でも、神官みたいな人は大真面目なので、こちらも神妙にしておいた。
一番上には十二支をつかった運勢板みたいなのがあって、自分の干支に手を当てて一周すれば、好い運勢が開けるのだそうだ。
私の場合、いつも運が好いと勝手に思い込んでいるので、よけいに好い運がついて来る事だろう。
テレビドラマの舞台にもなったようで、主人公は此処の宿舎で暮らしていたそうだ。「1米陽光」というのだそうなので、帰ったら探してみよう。