雲南省、元陽、建水の旅-24 炉辺の焼豆腐
昨晩に続き、酔っ払いモードになってしまったが、宴会が終わっても
未だホテルにチェックインしていない。今晩のホテルは、「朱家花園」と
言って、元豪族の家をホテルに仕立てたもので、観光場所でもある。
前に「平遥古城」で泊まったホテルと同じようなものと思い、かなり期待
しているが、いつになったらそこにいけるのやら。
宴会の中で、先生方が、「雲南の食べ物で何が気に入ったか?」と聞くので
「焼豆腐」と言うと、「後で行こう」と力強く言う。
「今日はマッサージも行きたい」と言うと、マッサージしてから、
ホテルに行ってチェックインして、もう一度飲みに行こうという。
「これで終わりにしたくないし、おいしい焼豆腐の夜店があるんだ」
こうなったら断れない。マッサージは道端で、開けっ放しの土間に
ベッドを並べてやっている。外でわいわい言いながら街の人が順番を
待っているようなところだ。盲人マッサージで1時間?20元。
メッチャ上手だ。実に気持ちが良い。
それで、ホテルに行き、チャッチャとチェックインして、建水老街へ。
ホテルから歩いていける場所だ。
大きな金網の前に、焼く係りの女性が座り、小さな餅くらいの大きさの
固い豆腐を並べて焼いている。これに薬味をつけて食べると実に素朴な
味だ。客は知っている人も、知らない人も皆一緒に大きな網を囲んで
座る。豆腐が焼けたら自分の皿にとって食べるのだ。一皿料理も
網の上に載せられる。誰が誰のかよくわからないが適当に食べていく。
実にうまい。客は路上にもあふれて、勝手に椅子を並べて宴会モードに
なっている。最初はビールで乾杯だが、だんだんバイヂュウに変わって
いった。さっきの宴会で、「このバイヂュウおいしいわ」って言ったのが
間違いの元、「これは『純松子』という米の白酒と言うんだ」という事で
また、「乾杯」だ。確かに美味しいバイヂュウだったが、今日は、
朝4時半に起きて日の出を見に行く事から始まった長い一日だ。
「悪いけどもう勘弁して」と12時頃、ホテルに戻った。
明日の朝の二日酔いが又心配だ。