「今日の予定は終わりました。食事はお好きなところでどうぞ。必要なら案内しますけど」、
「えっ、食事ついてるでしょう。ツアー説明書に書いてるよ」
「そうですか、問い合わせてみます」。暫くガイドさんと旅行社のやりとりがあって、「ついてますよ」という返事。
でも、ひそひそやり取りを聞いていると「一人10元くらいしかだせない」といった内容に聞こえた。これはたまらん。ツアーに込み込みの食事ってどんなのっていう興味はあったけど、準備無く低コストを求めると食事にならない可能性が高いので、「もういいよ。自分達で支払うから、廬山の特色料理食べさせて」という事で案内してもらった。
廬山の特色菜というと、どうやら○○石という名がつくようだ。
3石という。
切り立った岩山が特長の廬山だから、川の岩の間に生息するものを特色菜にしたのだろう。
まずは石魚。まるく集めて揚げている。石から生まれたというが、川魚だろう。小さな小さな魚だ。料理のしようがないのだろう。日本なら佃煮にするところ。
これは、石鶏。鶏と言うが実は蛙。珍しさはあって、まずいわけでもないがまあそれだけ。
これは石耳、木耳(きくらげ)風という事だろう。岩茸。味は新鮮でおいしい。
小白菜とか、青菜のスープはあっさりして美味しい。
最後に、特別欲しいわけでもなかったが、行きがかり上麺を頼むことになった。
これが、実においしかった。
日本の煮込み饂飩そのものだ。出汁もおいしいので、つい沢山食べてしまった。