高知、愛媛、広島の旅−23、呉市安浦の友人宅で牡蠣づくしパーティ。

さて、呉港に着いた。
下船はとても簡単、バスを降りるみたいなもんだ。
友人が出迎えてくれた。
早速、もう一人の友人を迎えにJRの駅に向かう。
学生時代の友人が4人揃った。
本当はもう一人来る予定やったけど、残念ながら急用ができてダメになった。
この歳になると、用があるだけでは済まへん。
病気で行かれへんというのがとても多くなる。
昔は、同年の友達が、病気や、手術や、入院や、挙句は亡くなったなんて、大事やった。
びっくりして大騒ぎしたもんだ。
しかし、この歳になったら、あんまり驚かへん。
そういうのは日常茶飯事。日々の生活の隣にある。
誰もが何かを抱えてる。そんな暮らしではないか。
ある日、友達の一人が、心臓の病気で倒れたらしいで。
入院して大変やったけど、結局はステント入れて治ったらしい。
なんてことから始まった。
ある日、別の友人が、肺がんになった。手術。入院。無事退院。
ある日、わしも胃がんが発見された。手術。入院。無事無事退院。
ある日、別の友人が、原因不明の病気で、体が痛くて動けない? 入院。無事退院。
ある日、また別の友人が肺がんになった。手術。入院。無事退院。
ある日、またまた別の友人が亡くなった。
もう、すでに驚きはない。
いつでも、どこでも、わしらの隣にある。
会えるうちは会って、酒でも酌み交わそう。
てなことで、今回も集まったのだ。
驚いたことに健康、何の病気もないやつもいるのだ。
さて、広島には牡蠣がある。
呉の安浦町と言えば、牡蠣で有名なところだ。

牡蠣を食おう。牡蠣の時期に集まろう。
居酒屋に行くのも良し、牡蠣小屋みたいなとこに行くのも一興。
それも飽きたんで、家で、食いたいだけ食おう。
というわけで、カンテキ、炭火で焼き牡蠣。美味いに決まってる。
いくらでも食える。
いくらでも飲める。
その合間を縫って、牡蠣鍋も始まる。
いくらでも食える。
いくらでも飲める。
いくらでも盛り上がる。
病気の話を肴に。死んだやつのことを肴に。
昔話を肴に。
いくらでも食える。
いくらでも飲める。
楽しいですなあ。