山辺の道を歩く−10、天理トレイルセンターはまだかな。

大和三山の展望台はとても良かった。

山辺の道に戻る。

ちょうどここは渋谷向山古墳というところだ。

今は景行天皇陵になっている。

このあたりでもっこりした森があったら間違いなく古墳だ。

あっちもこっちも古墳だらけ。そういう土地柄なのだ。

道はまた、山里の中。

あっちに曲がり、そっちに曲がる。

標識がないとわからへん。

絶対無理。

さて、このあたりは、穴師山と呼ばれるあたりや、巻向山といわれるあたりが近くにある。

これまた、万葉の時代のかっこうの題材みたい。

あじあん

山ほど万葉の歌がある。

巻向の、穴師の山に、雲居つつ、雨は降れども、濡れつつぞ来し 巻12ー3126

特に人麿歌集が多い。

痛足川 川波立ちぬ 巻向の弓月が岳に 雲居立てるらし 巻7ー1087

あしひきの 山川の瀬の なるなへに 弓月が岳に 雲立ち渡る 巻7ー1088

鳴る神の 音のみ聞きし 巻向の 桧原の山を 今日見つるかも 巻7ー1092

巻向の 痛足の川ゆ 行く水の 絶ゆることなく またかへり見む 巻7ー1100

ぬばたまの 夜さり来れば 巻向の 川音高しも あらしかも疾き 巻7ー1101

児らが手を 巻向山は 常にあれど 過ぎにし人に 行き巻かめやも 巻7ー1268

道端に歌碑も多い。

けど、いちいちチェックしてたら日が暮れる。

あじあん

またまた、右に曲がり、左にそれる。

何の規則性もない。

自然発生してる道に勝手に名前をつけてるだけやから止むを得ない。

わかりやすく一本の道にしたりしたら、本末転倒になる。

家の庭を通るような。

軒先を通るような。

というか家の裏側ばっかり通るような。

畦道をかすめるような。

そんなとこを歩いていくのが醍醐味なのだ。

とはいえ、腹が減ってきた。

山辺の道のガイドマップを手に入れたとき天理トレイルセンターにレストランがあって、

ちょうど行程の半分くらいやから昼食をとるのに良いと書いてあった。

このあたりは行燈山古墳というらしい。

崇神天皇陵だ。

あじあん

さて、天理トレイルセンターはどこだ。

この辺ではないのか?

レストランがない。

行き過ぎた。

戻ろう。

あじあん

この辺りを通った時の地図。

 

あじあん

山辺の道の旅をYouTube動画にしました。ご覧ください。

 

あじあん

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