上海、呉昌碩紀念館

やっとタクシーをつかまえて、「呉昌碩紀念館わかります?」、
「うーん聞いてみるよ」と紀念館に電話している。
「遠いね、閉館が4時半って言ってるよ、
今、3時前だからついても殆ど時間がないかもしれないよ」
「いいよ、少しでも見れたらいいから」
「今日は週末で混んでいるから時間かかるんだよ、努力してみるけどね」
渋滞の中、ぶっとばした運転手のおかげで余裕を持って到着。
それにしても、辺鄙なとこにある。そのせいか他に客がいない。
大きいがひっそりとした美術館だ。

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入場料を払おうとしても窓口に誰もいない、大声で呼ぶとどこからか声がして、
「私が館長です」と挨拶してくれた。流暢な日本語だ。
北九州で何年か画の先生をしていたという。なんと呉昌碩のひ孫さんだそうだ。

呉昌碩や弟子の画や書、印の作品が展示されている。
多くは無いが佳品が多い。
じっと見ていると、触発されるものが沢山ある。

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呉昌碩が使っていた身の回りの品物も展示されている。
画を描く道具などは特に印象深かった。
こういうものを身近に置いておきたいものだ。

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上海市浦東新区貨夏東路 1539号
電話 58375143